06話 妹なら言うこと聞け。
家に着いて俺は一言。
「大きすぎるだろ。」
その言葉を待ってたみたいに、家の中から健が出てきた。
「なにビックリしてるんだよ。」
「いや、これは広すぎるだろ。」
だけど、妹達は俺とは逆だった。
「皆で家の中を探検しよう。」
4人はなぜか楽しそうに「おー。」言った。
「とりあえず支払い済ませたい。」
「了解だよ。」
健が取り出したのは電子タブレット。
「それで、支払いできるのか?」
「できるぜ。俺オリジナルタブレットにしたからな。」
ようするに、使いやすいように改造したでいいだろ。俺は、健のタブレットにカードをのせて支払いは終わった。
「はい、完了。」
「何か色々ありがとうな。」
「気にするなよ。そう言えば、あの子達の事調べたんだけどさ。」
健は、疑問に直面していた。
「何かわかった?」
「わかった事は、あの子達の親は亡くなってる。」
「だから、家に帰りたくないんだな。」
「まだ、続きはある。それも、5人の両親は決まってある時刻に殺されてる。それも、皆同じ何だよ。」
顔色を青にしながら俺は、健に言った。
「それ、ホントの話?」
健は、縦に首をふった。
「それと、あの5人には気をつけろ。両親を殺したのはあの5人になんだから。」
「ちょっと待ってくれ。」
俺は健に確認した。
「5人の両親は、生きてないんだよな?」
「そうだけど。」
なら、おかしい。俺と5人は血がつながってないのか?だとしたら、危険。
「血がつながってないのか?」
「おう。血も何もかもつながってないよ。それに5人は、防犯カメラに写ってるんだよ。」
俺は健のタブレットで、その画像を見ようとした瞬間。背後から、弓が飛んできて健のタブレットにめいちゅうした。
ドン
「誰だよ、俺のタブレットに弓を撃ったの。」
健は、背後を見た。なぜか、黙りだした。そして、黙ったまんまダッシュで逃げた。
「誰がいるんだよ。」
俺も背後を見ようとした瞬間だった。
「ゴメンね、お兄ちゃん。」
その声は、鈴美だった。俺は、お腹の急所を殴られて気を失った。
「皆どうする?」
「何をですか?」
「何って、逃げた人だよ。」
「……、放置。私は、……お兄ちゃん運ぶ。」
鈴美は、お兄ちゃんを背負いながら家の中に入っていた。
「あ!、ずるい。私も行くよ。」
「一緒に寝る気だな。」
「ダダダダメー。」
雛は、言った。
「皆、お兄ちゃんに内緒で一緒に寝ようか。」
もちろん、皆も「賛成」言った。そして気を負うしないながら、俺は次の朝をむかえた。
「うっ、ここはどこだ?」
俺は目を冷ましたら、見たことないところに寝ていた。
「とりあえず、起きて周りの状態を把握するか。」
ベットからおりようとしたが、起きれなかった。
「もしかして……。」
恐る恐る俺は体を見た。
「は~、お前達約束は守りなさい。」
俺は、新しい家で周りからは羨ましく感じる姿で朝をむかえた。