03話 疑問
「隆人。お前は未熟だな。その金のクレジットを作ったのが誰かわからないのに、無限に使えると思うなよ。そして、あの子達から真実を聞くがいい。」
金のクレジットを、製作したのは父親だった。だけど、隆人はその事をしらない。
「よし、お前らはこれで自由だぞ。親の元に帰っていいぞ。」
俺は、連れてきた子供達に言った。だけど、子供達は動かなかった。
「おい、何でずっとそこに立ってるんだよ。親の元に帰っていいんだよ。だから、早く帰りな。」
「いやだ。」
父親が連れてきた子供達の中で一番背が高い女の子が言った。
「誰だっけ?」
「ひどい。私に夜襲ってきたのに。忘れたの?」
その子は、少し頬を赤くして俺に向かって言った。
「は?、ちょっと待て。お前とは初めて会うしお前の事はしらないよ。」
「まあ、そうですよ。私達は、お兄ちゃんと会うのは初めてだもん。」
お兄ちゃん?ちょっと待て。俺はお前らの兄ではないはずだ。
「もしかして…、お前達の名前は。」
「皆教えてあげよう。今後お兄ちゃんにお世話になるんだから。」
「そうだね。」
一番右側から、名前を教えてもらった。
「私は西原雛だよ。」
「次は、私だね。私の名前は西原可那子。」
「……、西原鈴美」
「私の名前を1度で覚えてね、お兄ちゃん。西原林。」
「わわわ私のななな名前は、西原奈美子でででです。」
「ちっと待て。ホントにお前らは俺の妹なのか?」
「そうだよ。」
「お兄ちゃん、疑いすぎ。」
「…………。」
「信じてよお兄ちゃん。」
「ひひひひどいです。」
「いや、疑っているわけではないよ。ただ、いきなりで驚いてるだけだよ。」
妹達は、俺の方を全員見ている。
「えっと、どうしたんだ妹達。」
なぜか、さらに近づいてきた。俺何か、ひどいこと言ったのか。
「何々、俺何かした?」
「いえ、何もしてませんよ。だけど、言ってない言葉があります。」
「教えてはくれないの?」
妹達は全員で「いやだー」俺は言われた。その中で可那子が、お腹をおさえていた。もしかして。
「ご飯食べに行く?」
俺は少し怯えながら言った。兄が妹に怯えるとかなさけなく感じる。
「正解です。」
「正解だ、お兄ちゃん。」
「……、うん。」
「ご飯食べに行こう。」
「ははは、はい。」
とりあえず、俺は妹と言っている5人とレストランの中に入った。でも、俺は気になってた。ホントに妹なのか。