18話 立場
「死んでない。」
「君達は、殺すことが好きなの?」
百合と里奈は無言。
「好きではありません。」
「そうだよ。殺すことを好きでやる人なんて、絶対におかしい人だよ。」
「なら、何で周りの人は死んでるの?」
それは、百合と里奈がコロシアムに来て大きな声で一言めに「雑魚がたくさんいる。」言ったら周りの人達がいきなり襲いかかってきた。
「まあ、そんな感じだよ。」
「殺さないで、おさめる方法はなかったの?」
「うん~、確かに他の方法はあっけど。」
「周りの人達は殺意の感じがしたから、私達もそれに答えた。」
そう、百合と里奈は自分から殺したりしないことがはっきりした。
「うっ…」
健は、目を覚ました。
「あ、健さん起きたよ。」
「ホントだ。」
健は驚いてる。
「何で君達は、生きてる。」
その言葉の意味は、ブンとディンはわからなかった。
「もしかして、2人とも死んでるの?」
「あ」
ものすごい速さで、百合は健さんの口を押さえた。
「ダメだよ。健さん、それは秘密だよ。」
「健さん。禁句ですよ。」
ディンは、理解できない。何で、健さんと仲良しみたいに見えたのに何で今健を殺そうとした。もしかして、健は2人の弱点を知ってるのかもしれない。
「健さん。隆人お兄ちゃんの居場所知ってます?」
「知ってるなら、教えなさい。」
「…………」
「何で無言なの?」
「百合、手をどけないと。」
「忘れていた。」
百合は、手をどけた。
「この先に居る。」
うん?何か立場が逆になってる。何か健さんと2人のなかに何かがあったのか。
「よし、里奈行くよ。」
「百合服着ないと。」
「何か寒いと思ったら、服脱いだんだよね。」
百合と里奈は、服を着た。健さんが、教えた方向に向かった。
「ちょっと待ってください。」
ディンが、言った言葉にたいして「黙れ。」百合は言った。そして、向かおうとした方向から人が現れた。
「誰か来ます。」
「ホントだ。隆人お兄ちゃんかな。」
そんな楽しみにしていた、2人だけど隆人を見た瞬間から表情が変わった。
「だれ?」
「隆人お兄ちゃん?」
そこに居たのは、隆人だけどいつもと違った。




