17話 2人
「あ!あそこに強そうな人がいるよ百合。」
「そうだね。確かに強そうだね里奈、」
2人の女子はじっと見ていた。
「ディン。健を頼めるか?」
「いいえ、私も参加するわ。」
「ディンやれるのか?」
「昔と同じにしないでよ。」
ディンは、白衣の中から薬を取り出して飲んだ。
「完成していたのか。」
ディンが、飲んだのは神経を急激に強くなる薬。
「かなり前にね。私を誰だと思ってるのよ。」
「ふん、天才だなディンわ。よし、行くか。」
ブンは、健を床に下ろしてコロシアムステージに下りた。
「里奈来たよ。」
「百合勝つよ。」
2人は、かまえた。
「お前達は何者だ?」
「え~、勝ったら教えてあげるよ。」
「百合いじわる。」
「だって普通に答えたらつまらないじゃん。」
答えたくない百合だけ里奈は。
「西原里奈です。こっちの百合は西原百合です。」
「もう、何で勝手に言うんだよ。」
ブンは思い出した。
「ディン、隆人と名前が同じではないか?」
「同じかもしれないけど違うのかもしれない。」
百合は、質問した。
「ブンと綺麗なお姉さん。西原隆人の居場所知ってる?」
「知らない。」
「何で隆人を探しているんだ?」
「だって、お兄ちゃんに会いたいからだよ。」
「お兄ちゃんLOVE。」
ディンは、ブンに提案した。
「会わせてみないか?」
「危険。もしも殺しに来た人だったら隆人は殺される。」
里奈は、全部聞いていた。
「百合服とか全部脱ぐ。」
頬を赤くしている。
「里奈どうしたの?頭大丈夫?」
「お兄ちゃんの、居場所知ってる。」
「それは、ホントなの?」
「うん。確かに聞こえた。私達危険と思われてる。だから、裸になって会いに行く。」
「なるほど。よし、脱ぐぞ。」
百合と里奈は、服を脱いで裸になった。
「ブン何かバレてるみたいだけど。」
「ディンが、話したのか?」
「私が話すわけないでしょ。」
「なら、何で居場所関係の話がバレてるの?」
里奈が「それはね。私の能力なんだよね。」
「なんだって。」
なら、私とブンの心の中の話までわかるのか?もしも、わかるのなら危険すぎる。
「だから、早く案内したよ。」
「場所はわからないんだよね。」
「百合、お姉さん嘘をついてる。」
やっぱり嘘はバレるんだ。
「ブン。」
「なに?」
「もう、バレてるなら案内しよう。」
「わかった。何かあったらディンと僕で助けよう。」
「それが、一番だね。」
百合と里奈を、案内して行こうとした。
「百合。」
「どうしたの里奈?」
「健が、そこに倒れてる。」
「え、健さん居るの。」
「ブンが、上からおりてきた所に居る。」
何だよ、この2人。
「そうだね。」
ブンは、健を背負って再度下りた。
「ホントだ。」
「健さん、死んでるの?」
この2人は、普通とは違う事をハッキリわかった。




