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Re-start  作者: 朱砂 晃
1章 約束の場所
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登場人物

Re-start 登場人物


クリスティーヌ・ファブラー

 フェルダ王国の姫。17歳。18歳の誕生日に戴冠式を迎える。兄がいたが、姫が8歳の頃落石事故で両親ともに亡くなっている。9歳までは城から離れた乳母の家に暮らしていた。礼儀正しく、誰にでも優しい国民に愛される姫。3年前以前の、騎士に関する記憶が抜け落ちている。国民には完璧な姿を見せているが、実はかなりの不器用。しかし、幼少期の経験から一通りの家事はこなせる。あの日はまだ15歳だった。


近衛騎士

イクス・ハグウェル

 クリスティーヌの城に仕える執事兼騎士。20歳。現存する近衛騎士の中では最年長。物腰柔らかな青年で、城のメイドからの評価は高い。3年前の戦争以降、近衛騎士の中で唯一城に残った人物である。12歳の時に姫の近衛騎士となることを志願した。家族が隣国の傭兵に惨殺されていることから家族はいない。感受性が高く、過去は自殺願望が強かった。あの日は17歳、姫と最後に行動していたと思われる人物。


ローザ・アルシェ

 クリスティーヌに仕える騎士。19歳。誇り高き女剣士で、よく他の近衛騎士と喧嘩をしている。剣の実力では近衛騎士でも一位二位を争うほど。10歳の時に城に連れてこられた。優秀な騎士を排出しているアルシェ家の長女。両親は健在でフェルダ王国の優秀な騎士である。女と思わせないほどにはっきりと物を言う正確である反面、自身が女性であることに対して激しい劣等感を抱いている。あの日は16歳。姫と分かれて城から出たあとに隣国の騎士と戦い敗北する。


リオン・ハゼルド

 クリスティーヌに仕える騎士。18歳。考えなしで突っ走る傾向があり、心はずっと子供のままである。しかし、その一方で冷めた物見をすることがあり、何かを一生懸命行うというのが苦手である。戦闘時においてはワンマンプレーが目立ち、よくローザに注意されていた。幼い頃から孤児院で育った。9歳の時に城に連れてこられて剣を教わった。ローザ以外では一番物覚えがよかったが、魔法分野においては初期の魔法すら使えない。あの時は姫と同じ15歳で荒野に立つ姫の姿を目撃した記憶がある。


レイリー・モーデン

 クリスティーヌに仕える騎士。16歳。小柄ながら魔法分野において国内で彼女の右に出るものはいないと言われるほどの使い手。近衛騎士の中では最年少であり、妹のように可愛がられている。孤児院で育ち、8歳の頃城に連れてこられたが、剣士としての実力は全くなく、解雇されそうになったところ魔法分野での実力を発揮し、そのまま近衛騎士となった。趣味は花摘みで、積んだ花で秘薬を作るのが最近のマイブーム。あの日は13歳で、敵襲から城を守るために城に残ったが、結界が破られて場内まで攻め込まれてしまった。


シリル・エドガー

 クリスティーヌに仕える騎士。17歳。レイリーと同じく小柄な体格をしていて、昔は女性であるレイリーと背丈がさほど変わらないことを気にしていた。細身で手も小さいことから剣を振り回すことを苦手としていたが、過去に姫に「この手が好きだ」と言われてからこの体格でも戦えるよう攻撃力は低いが速さに特化できるよう薄くて短い剣を使うようになった。そのため俊敏性ではピカイチの実力を見せる。真面目な性格のため、融通が利かないことがある。レイリーと同じ孤児院で育ち、9歳の頃城に連れてこられた。あの日は14歳で、ナイトと別れたあとに敵騎士と対決し、相打ちとなる。


ナイト(ギルバード)

 クリスティーヌに仕える騎士。18歳(仮)。10歳ぐらいの時に国境近くの森で怪我をして倒れているところを姫に拾われる。自分がどこの誰だかわからない状態であったが、姫に名前をもらい、それ以来姫に命を捧げると決めている。基本ふざけた性格でリオンと一緒によくふざけていて、その度にローザに怒られている。剣の腕前はなかなかなもので、魔法との混合技を得意としている。自分の出身がはっきりしないためか、他の近衛騎士と一線をおいて付き合うようなところがある。昔は姫の相談相手のようなこともしていた。あの日は15歳(仮)で本土に攻め込んできた敵国の騎士と戦い競り勝つも、真っ白な光に包まれて以降の記憶があやふやである。



フェルダの騎士

ヒルデヘルト・バーデン

 フェルダ国に仕える騎士。21歳。「フェルダの双剣」と呼ばれている。特務騎士。現在は国境の前線部隊の隊長で勤務地は正門。


エリク・トーマス

 フェルダ国に仕える騎士。21歳。「百雷の刀剣」と呼ばれている。特務騎士。現在は国境の前線部隊の副隊長で勤務地は正門。


カンナ・バレット

 フェルダ国に仕える騎士。20歳。数少ない女性騎士ではあるが、実力は男性騎士に劣らず、全女性騎士の憧れの的。特務騎士。現在は国境の前線部隊の分隊長で勤務地は都市部-城下-。


ヴィルヘルム・ヘッドナ―

 フェルダ国に仕えていた騎士。元特務騎士兼近衛騎士であった。ヒルデルトとともに「フェルダの双剣」と呼ばれていた有能な騎士。


アミル・リーベ

 フェルダ国に仕える騎士。20歳。一人称が「アミル」という特有なしゃべり方をする女騎士。特務騎士。




順次改訂・更新予定 12/28

各キャラクターの年齢を修正いたしました。

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