【Intermission】あてどない小旅行記 天竜川遡上ドライブ
冒頭でいきなりこんなこと言うのも何なんですが、これ、去年と今年はできませんでした。忙しくて。
なので、写真は一昨年以前のものであることをお断りしておきます。
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天竜川は、長野県の諏訪湖を源流として、静岡県の袋井市で海にそそぐ川。
その中流付近にある、両岸に岩が迫る南北約2kmの渓谷区間が「天竜峡」。美しい景色で知られ、観光川下りなどが行われています。そこがこの旅の目的地というか中間地点。なんだそれ。
車で行くとしたら、普通は中央道から三遠南信自動車道へ入り天竜峡ICで降りるのが普通なんですが、私の場合は東名高速に乗り、袋井ICで降ります。新東名だと浜松北IC。
そこから国道152号を辿っていく。
「遠回りじゃん」ってその通りで、タイトルにも書いたとおり、天竜川を遡上するのが目的。天竜峡はあくまで途中の立ち寄りポイント。なので、河口近くの袋井で降りるわけです。
国道152号、ってとこで「ええ?」っと思った方、いると思います。
国道152号は、「酷い道と書いて『酷道』と読む」みたいな、狭くて通りにくくて、しかも崩れやすいことで有名な国道。最近は改良・改築が進んで大分通りやすくなりましたが、それでもまだ狭い区間が残っています。また、途中2か所ほど不通区間があって(人は通れますが)、そこは林道で迂回して通らなければなりません。まあ、ある程度交通量があるので、林道と言ってもちゃんと舗装がしてありますが、道幅だけは狭い林道のまま。
何故わざわざ遠回りしてそんな所を通って行くのか。
それは、季節を遡りたいから。
袋井付近ではもう終わりかけたソメイヨシノが、天竜川沿いの道を遡るにつれて、標高が上がり、やがて道の両側に満開のソメイヨシノがみられるようになる。そこからさらに遡ると、桜が早咲きのエドヒガンに代わる。
そうやって天竜峡に到着すると、景色はこんな感じ。まだ落葉樹が芽吹いていません。
川岸に一本大きなエドヒガンがあって、見事なものです。
一昨年はソメイヨシノもまだ咲いていて、ヤマザクラも咲いていて、なかなか豪華でした。
下の写真は、左からヤマザクラ、エドヒガン、ミツバツツジ。
そう、ミツバツツジもきれいなんです。ここ。
で、遊歩道があるんですが、歩いていくと、途中に小さいながらカタクリの群落がある。シュンランも一緒に咲いてました。下の写真、よく見るとシュンランの花が、「邪魔だよ」とばかりにカタクリの葉に押しのけられている。
まあ、こんな感じです。
そうやって春の花を堪能したら、土産物屋で地酒だの菓子だのを買って、車に乗ってそこからさらに北上し、諏訪湖を目指す。
ドライブ中の写真はないんです残念ながら。ドラレコ付けてなくて。
そして、諏訪湖ICから中央道に乗って帰る、というわけです。
日帰りとしてはちょっと(ちょっとか?)距離長めの小旅行。
まあ、わざわざこんなことするのは私くらいだと思いますが。




