愛犬の想い・1
どうも、初めましての方も、お久しぶりですの方も、こんにちは。
山本大介です。
現状、僕の代表作としてます『アンモニカ』の続編を執筆中ですが
ふと昔の事(現在執筆中の作品とはほぼ関係なし)を思い出し
「そういえばあんな事あったな。書いてみようかな。」
と思いつき、投稿に至りました。
勢いで下書き無しで書き連ねてますので、読みにくかったらごめんなさい。
今回は怖い話というより、不思議な話。
お楽しみいただければ幸いです。
僕の家には犬が一頭います。
犬種はポメラニアンとチワワの混血の女の子。
おとなしく温厚で甘えん坊。その反面「なんだかおませさんだな」と思う一面があります。
人間だったら、ちょっとおすまし顔で
「わたしおねえちゃんなので、いたずらとかしません。」
みたいな事言う小さい子、というか。
わかりにくいですかね。
名前は、こゆたん(仮)です。
僕の家にこゆたんが来る前に、実は同じ犬種の子を飼っていました。
内弁慶といいますか・・・人見知りは激しいんですが、結構噛み癖がある暴れん坊お嬢ちゃん。
人間だったら、ちょっとツンデレタイプ
「私はおやつが好きなの。でも、アンタの事もほっとけないのよね。」
みたいな事言う姉さん女房といいますか・・・
やっぱりわかりにくいですかね。
名前は、おちょめ(仮)です。
おちょめは病気と闘いながら、最後まで頑張って生きてくれました。
皆が泣き、死を悔やみ、もっとこうしてあげたかったね、なんて後悔の言葉も出ました。
昭和の頃の「動物はペット。飼い主が上と認識させることが大事。」という価値観も
今や令和「動物だって家族。人間と同じ。」へと変わりましたね。
話はそれましたが、ここからが本題なんです。
おちょめが亡くなった夜、僕は別の犬の夢を見たんです。
朝起きて「おちょめが亡くなったのに、他の犬の夢を見るなんて!」と自分を責めたのを覚えています。
桜が満開の頃、おちょめはペット霊園で火葬されました。
火葬が始まる前に、お棺が火葬炉へ吸い込まれて行く感覚。
火葬が済んだ後の骨を見て、現実を叩きつけられる感覚。
あの光景は言葉には出来ないショックが・・・何と文面に記せばいいのやら。
それでも時間は皆平等に過ぎる。
周囲は何も変わらず、でも、自分の胸中は喪失感に埋め尽くされたまま。
傷心は癒える気配なく、なんとなく時間は過ぎていきました。
心配した友人が泊まりに来てくれた日も多々あり、助けられた事はいうまでもなく。
朝目覚め、日中をやり過ごし、夜に寝る、そしてまた朝がくる・・・
それを何度も繰り返したある夜。
また夢を見ました。