表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
特撮ヲタ、姫騎士のヒーローベルトに転生!  作者: 椎名 富比路
第四章 「やはり、怪人は幼稚園のバスを襲わなくてはな!」「幼稚舎の馬車ですが?」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/119

ロケ地:魔力石採掘場

 好きに暴れられる場所があるというので、外へ向かった。

 森とは反対方向にある、魔力石の採石場跡だ。


『やはりヒーローのロケ地といえば、採石場だな!』


「あなたは、ときどきワケの分からないことを言いますね」


 ベルト状態のリュートがハッスルしているのとは対照的に、コデロの態度はドライだ。


『いいから変身しよう』


「はい。変身」

 イヤイヤながらも、コデロの変身ポーズは慣れたモノである。


「じゃ、トレーニングしよう」


 コウガの限界を知るテストは必要だ。


 ダニーが高い崖の上を指す。


「俺はあの崖にゴーレムを形成して、岩を落としていく。お前さんはそれを砕いていくんだ」

 ダニーが、ゴーレムを崖の上に形成した。


「そうれ!」

 号令と当時に、ゴーレムが岩を投げ落とす。


『トゥア!』

 コウガは、キックで岩を破壊する。


「よし、次は膝蹴りで壊してみろ」


『いくぞ、トゥア!』

 指示通り、飛び膝蹴りで岩を粉砕した。


『おやっさん、あなたのゴーレムと戦うというのは?』


「無理だ。俺は戦闘のプロではないからな。ゴーレムも、防壁に使うのがやっとなんだ。戦闘慣れしたヤツが相手じゃ敵わんさ」


 ダニーはあまり、戦闘に自信がないらしい。


『ヒーローモノの特訓って感じで気持ちいいな!』


 リュートはノリノリだが、コデロは冷めている様子だった。


「こうしている間にも、怪人が街を襲っているのでは?」

『それはない』


「どうしてそう言い切れますか?」

 イラつきながら、コウガ状態のコデロが岩をパンチで砕く。


『怪人の開発には、月日を要するからだ。それに、そうそう強い怪人は作れないと確信している』


 あの様子だと、まだテスト段階である。

 それほど強い怪人は作れないと、リュートは見た。


『大昔はガワの構造が簡単だったから、一週間くらいで作れた。いまはギミックが複雑になっている上に、財政難もある。二週間くらいは、猶予があるんじゃないか?』


「……まるで見てきたような言い方ですね」

 リュートの力説にも、コデロは呆れている。 


「いや。ベルトの言い分も、もっともだ。強い怪人を作るなんてのは、強い素体だって必要だろう。高い改造技術も。盗賊なんて粗末な素体を使っていたんだ。あまり余裕はないと思って

いい」

 ゴーレムで岩を転がしながら、ダニーも意見を飛ばす。


「それでは、あのクモ怪人が特別に強かったと?」

「そう見ていいだろう」



 昼食にミレーヌの弁当をはさみ、次の特訓へ。



「よし。次は武器を使ってみろ」


 ベルトに触れ、剣を喚びだしてみた。

 二刀流の片手剣を振り回してから、両手剣に持ち替える。 


 そのまま夕方まで、武器を変えてはゴーレムと打ち合った。


『やっぱりだ。武器が最適化されている』


 ベルトに武装を収めると、コウガにふさわしい形状へと変形するらしい。

 数種類の武装を持ってきたはずなのに、呼び出せるのは少数だ。

 ベルト内部で分解されて、コウガの武器として相応しい形状に変質するのだろう。


 やはり形状は、リュートの知っている特撮番組に出てくる種類と近い。


 ここまで、イメージが実体化するとは。


 夕飯ができたと、ミレーヌが呼びに来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ