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特撮ヲタ、姫騎士のヒーローベルトに転生!  作者: 椎名 富比路
第三章 「ここが秘密結社のアジトか」「ダンジョンです」

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コウガの強化

「武器をベルトに当ててみろ。入るはずだ」

「こうですか?」


 コウガのベルトに、武器類を当ててみた。


 武装が、ベルトに収納されていく。


「やはりだ。コウガのベルトは、武器類を魔術信号化して収納できるらしい」


 すごい機能だ。ほぼアイテムボックスではないか。


「片っ端から武器を入れていけ。えっと、リュートだったか、お前さんが武器を取捨選択しな」


 言われたとおり、コデロは部屋中の設計図や武器防具などをベルトに収めていく。


 ベルト内にいるリュートの目の前に、様々なアイテム類が表示された。


 この全てを選別しろという。

 無茶だと思ったが、今のリュートは生命体ではない。電気信号に近かった。


「そのベルトには、アイテム同士を融合させる能力がある。やってみろ」


 妙なことをダニーが言うので、早速試してみた。


『この宝石、銃のジェネレーターに使えないだろうか?』


 黄色い宝石を、銃の側面にセットする。


 銃の形状と名称が変化した。小型化し、【フィーンドバスター】という名称がつく。


『銃は、これでいいか。あとは近接用の剣が欲しいな』


 ちょうど、ショートソードが二振り余っていた。

 ジェネレーター用の魔法石と合成して、魔力の籠もった短剣を作り出す。


『うむ。高速攻撃用のダブルブレードが完成したぞ』


 だが、剣と言えばと、リュートは一振りの剣の存在を思い出す。


『この折れた剣なんだが、修復できそうな人間を知っているか?』


 ドランスフォードの剣を出して、ダニーに見せた。コデロの大事な剣だ。



「これは聖剣ボルケーノ。我がドランスフォード家に伝わる魔法金属を使って鍛えた、光子剣です」


憤激(ボルケーノ)】、か。

 まさに、今のコデロを象徴するかのような武器名だ。


 コデロによると、コーデリアであった当時、お抱えのドワーフによって、製造されたオーダーメイドものだという。


「この剣で、私は何体もの魔物を撃退してきました。怪人には手も足も出ませんでしたが」


 剣は、根元から折られていた。

 コデロの鉄の意志を砕くかのように。

 その無念は、計り知れないだろう。


「分かるぜ、怪人が急に強くなったからな」

 ダニーも同意する。


 正直なところ、リュートはこの武器を持て余していた。活かす方法が見当たらないのだ。ヘタに改良しようモノなら、コデロが怒り出すかもと思って。


「難しいな。一から作り直すにしても、時間が掛かるぜ」


 急ぐことはないだろう。しかし、コデロの所持品である以上、できればちゃんと修理してやりたい。


「私にはお構いなく。新しい武器の素材になさっても」


 だが、返ってきたのは意外な言葉だった。

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