表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
特撮ヲタ、姫騎士のヒーローベルトに転生!  作者: 椎名 富比路
第二章 「カレーが好物なのは戦隊のイエローだなんて、情報が古いぞ!」「へえ……」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/118

強襲、バッファロー怪人【ミノタウロス】!

 どうやら【ミノタウロス】というバッファロー怪人は、コウガを探しているらしい。


「そんなヤツ、こんな村にいるかよ!」

 冒険者が複数名、罵声を浴びせて怪人に飛びかかった。


「死ね、化物が!」

 屈強な冒険者が、バッファロー怪人のノドに剣を振るう。


 バギン、という金属音を立て、剣はあっさりと折れてしまった。


「この程度の攻撃で、我が筋肉を貫けると思ったか!」

 バッファロー怪人が、冒険者の服を掴む。そのまま民家へ投げ飛ばした。


 かつて同じ目に遭った警備員の光景が、リュートの頭をよぎる。


「このお!」

 魔法使いの少女が、杖からファイアーボールを放った。怪人の胸板に次々と叩き込む。


 だが、バッファロー怪人にはまるでダメージが通らない。


「抵抗しても無駄だ! 死にたくなければコウガを連れてくるのだ!」


 怪人が棍棒で、魔法使いをアッパーで殴り飛ばす。


 バリアを張ってかろうじて致命傷は避けたようだが、女冒険者は空高く飛ばされてしまう。


「ひ、ひぎい!」

 再度バリアを張ろうとしているようだが、限界を迎えたらしい。


 このままでは、地面へ激突してしまう。


『トゥア!』

 コデロの意識を乗っ取ったリュートが、落ちてきた冒険者を抱きかかえる。


「す、すまん!」


『村人を連れて逃げるんだ!』 


 冒険者を降ろし、コデロは怪人の前に立つ。


『オレは、逃げも隠れもせん! 相手になってやる!』


 体調は万全だ。全力で立ちむかう。


 右拳を上段に構え、コデロは変身の姿勢を取った。開いた右の手の平を腰の左辺りに当て、右方向へと撫でていく。


『変身!』


 かけ声と共に、コデロは右手を高々と上げた。ベルトの宝玉から順に、コウガの赤い装甲が全身に広がっていく。


 最後に赤いフルフェイスの仮面が、コデロの顔全体を覆う。

 両目は碧眼だ。


 コウガに変身した直後、戦闘員が剣で斬りかかった。


 対するコウガは、拳で殴り飛ばす。


 パンチ一発で、戦闘員は地面へ転がり、爆発する。


「素手で化物を退治したってウワサは、本当だったんだな!」

 銃で戦闘員を撃ち抜きながら、ダニーが感心していた。


「現れたなコウガ! 我が棍棒の餌食になるがいい!」

 怪人が、棍棒を振り回す。


『すまんコデロ、少しばかり耐えてくれ。ぬん!』


 かわそうと思えば、かわせる。

 だが、コウガはあえて避けない。

 両腕をクロスさせ、真正面から受け止めた。


 目的は、自分の力量を試すこと。もし、この程度の相手に手こずるようなら、イノシシ怪人との再戦でも勝てない。


『思った通りだ。コウガの装甲は、痛みを肩代わりする』


 コデロにダメージが通るのか、確認も必要だった。


 リュートがダメージを肩代わりできるなら、もうコデロに遠慮しなくてもいいと。


 が、まさかダメージゼロとは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ