それがあったか!!
王城から出て前に泊まっていた宿に行って部屋があるかを聞いたら、デュナスさんが前に使っていた部屋をそのまま抑えていてくれたのでその部屋に泊まることが出来た。
そしてその部屋に入りホッと一息した所で皆に頭を下げる。
「今回は本当にありがとう、あたしの我儘に付き合ってもらって本当に助かったよ」
実際にうちの子達が居なければアステルの砦やガイアスの砦は落とせなかった、持つべきは頼りになる友だね!!
「お気になさらず」 「レン様がしたい事が我等のしたい事ですから」「楽しかったです」 「ご褒美は美味しいご飯ね!!」 「「ガウ!!」」 「ブルゥ」 「クワッ!!」「クゥ」 「「ブラァ!」」
などと言ってくれた・・・・本当に有難い、もちろん美味しいご飯を食べに行くよ!!
「さてその前にエルスさんと合流しちゃおう、【ラリアス】に一度転移で行って合流するよ」
多分ディレスさんが王都に居るって事は【ラリアス】は問題なかったはずだし、まあ【銀の剣】の面々もいるからあまり心配はしてないんだけどね。
「ミズキ、悪いんだけど留守番お願いしていい?」
もしかしたら部隊関係で誰か来るかもしれないから誰もいないのはさすがに不味いかも知れないからね。
「畏まりました」
微笑みながら頷いてくれたのでホッとする。
「じゃあ行ってきます、誰か来たら王都観光に行きましたとでも言っておいて、それと何かあったのなら何があったのかを聞いておいて」
「はい」
あたしは【ラリアス】の泊っていた宿の部屋に転移した。
「・・・・良かっただれも居ないね」
王都から【ラリアス】前かなり距離がるので泊っていた部屋にだれも居ない事を祈りつつ転移したけど誰もいなくて一安心。
取りあえず部屋を出て外に向かい歩き出すと少し先にあるドアが開き人が出て来る。
「あ」
【銀の剣】のカレンがあくびをしながら出て来た。
「カレン、おはよう」
あたしが声を掛けた事であたしに気が付いたカレンが笑顔でこっちに来る。
「レン帰って来たのね、エルスさん達は別の建物にいるわよ?」
あたしの聞きたい事を先回りして教えくれたので頷き、その後にあたしも聞きたい事があるので聞いてみる。
「盗賊共はこの村に来たの?」
そこが気になっていた、【グリフォン】が『盾』をかき集めていたならもう一度ここに来てもおかしくなかったからね。
「こなかったわ」
それは良かった!むさ苦しい盗賊共なんて来ない方がいいしね!!
「それは良かった、じゃあエルスさん所に案内してくれる?」
あたしはカレンに案内されてエルスさん達の過ごす家に案内してもらう。
案内してもらったのは前に村の女性達が食事を摂った家だった。
「あ!」
家に入った途端、女性の声が聞こえそっちを向くと一人の女性があたしを見て固まっていた。
「えっと?」
確かこの村に残っていた女性の一人だと思うんだけど何でそんなに驚いてるんだろう?
「レン様!!このたびは本当にありがとうございました!!」
いきなり深々と頭を下げてお礼を言い出す女性を見てあたしは固まってしまう。
「は?」
あたしお礼を言われるようなことしてないよ?間違えてない?って言うか『レン様』って何で様付け?え?何があったの?
「レン様、お帰りになられたのですね」
奥からエルスさんが笑顔で出て来た。
「うん、戻って来たんだけど・・・・何があったの?」
あたしがお礼を言って来た女性を見るとエルスさんがクスクス笑いながら歩いて来てあたしの前で止まり説明してくれた。
「あの方たちの子供達が無事に戻って来たからですよ」
あああああ!!!それがあったか!!護衛を頼んだ騎士達が『無事送り届けた』って言ってたからもう頭の中にその件は残って無かったよ!!
【読者の皆様へお願い】
作品を読んで『面白かった』や『更新がんばってるな』と思われた方は下にある【☆☆☆☆☆】からポイントを入れて応援して頂けると嬉しいです。
とても励みになりますので、よろしくお願いします。




