最悪な答えだよ!!
これでこれからの事は話したかな?あ!
「もう一つあった!!これから二日休暇とする!!王都で楽しむもよし、宿で休んでるも良し。好きに過ごしてほしい!」
あたしの言葉を聞き1分くらい沈黙した後、皆が喜び始める・・・・しかもかなりの喜びようだ。
「何でそんなに喜ぶのさ?お休みは当然あるだろうに?」
あたしの呟きにウォーラルが嬉しそうに答えてくれた。
「戦時中の兵士に休みはありませんよ、戦の時にこそ働き時ですからね兵士は」
まあ今は戦時中と言えばそうかもしれない。
「そうだけど疲れていちゃろくに戦えないじゃん?なのでしっかり休んでおくれ」
皆がとてもいい笑顔で頷いた。
「さてとあたし達は二日のんびりと過ごそうか」
さすがに部隊の頭って事でアズエルに戻ってのんびりすることはできないけど王太子がとってくれた宿でのんびりと・・・・・・・
「此処に居たかレン!部隊に組み込む兵達の手配をして来たぞ!!」
のんびりと・・・・・・
「東門で戦っていた兵がお前の戦いを見ていてかなりの使い手だったと言っていたぞ!私と手合わせをしてくれ!!」
のんびりとしたいんですよエミットさん!!
「あのねエミットさん?あたしは戦う気はないんだけど」
「気にするな!ちょうどここは訓練場!もはやこれは戦う運命なのだ!!」
エミットさん笑顔で変な事言わないでくれますか?いらないよ?そんな運命なんて!!
周りの奴等もその言葉を聞いて場所を空けてるし!!あ!ハイラルとダナムは関わりたくないのか物凄く離れてるよ!!助けてよ!!
「さあやるわよレン!構えなさい!!」
自分の武器である長剣をもって構えずに立つエミットさんを見て驚いた。
この人・・・・ものすごく強い、構えてないのに強さを感じるなんて初めての体験だ。
あたしは【アイテムボックス】から日光を取り出して同じように構えず立つ。
「ん?貴女は武闘家と聞いていたけど?」
「あたしは何でも使うよ?でも何で武闘家って事になってるの?」
「東門で戦っていた兵が見ていたっていったでしょ?」
ああ!なるほど!!あのいけ好かない指揮官をぶん殴ってたのを見て武闘家だと思った訳だ!!
「あいつはぶん殴ると決めてたから素手でやったんだ、あたしはその場その場で武器を変えるよ?」
「それは面白い」
エミットさんが何かつぶやいた後思いっきり踏み込んできて横凪を放つけど、あたしはそれを日光で受け止める。
「これを止めるか」
そう言った後今度は速度重視の連撃を仕掛けて来るけど、それも全て日光で受けたりスゥェーを使い全てかわす。
でもこの人本当に強い、メイシェルの師団長クラスは確実だ。
「レン、躱してばかりではなく攻撃してこい」
そう言えばこっちから手を出してなかったねならば!!
あたしは踏み込みエミットさんにウォルムで覚えた連撃を仕掛けてみる。
「む?くっ!」
やっぱり凄いよこの人、全て躱したよ!
「やはり面白いなお前は、今度は私から行くぞ!」
エミットさんがそう言って踏み込んで・・・・・え?消えた?
「うわっ!!」
いきなり目の前にエミットさんが現れてあたしは吹き飛ばされた。
「あれも防ぐか」
パッと姿が消えいきなり現れた時、あたしの喉元を狙った突きが見えたので咄嗟に日光を盾代わりにして防いだら吹っ飛ばされた・・・あれ喉に決まってたら死んだんじゃないのかな?
「『あれを防ぐか』じゃないべ?決まってたら死ぬべさ!!」
思いっきり抗議をしたらエミットさんが考え込む顔をした後笑顔になる。
「大丈夫だお前は今生きている!!」
カッコ良く言ってるけど最悪な答えだよ!!
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