解決できるね!!
「お初にお目にかかるウォルム王よ、メイシェル王国、国王を務めているケイン・バルト・メイシェルです、以後良しなに」
相手の身元が判りケインの反応は早かった、さすがあたしとの付き合いが長いね!!
「・・・・は!!これは失礼した、ウォルム王国、国王のアクスエル・リアヌ・ウォルムだ、お互い固い話し方は無しにせぬかな?メイシェル王よ」
「分かった」
うむ!これで話が進められる!!
「で?レンよ何の話だ?ウォルム王をここに連れてくるって事は余程の事なのだろう?」
流石に読まれるよね?その通り!
「ケイン、ウォルムで【スタンピード】が起きたんだ三ヶ所同時にね、その時の後始末をしたいんだべ」
「な!!三ヶ所同時だと?ウォルム王よまだ収束はしていないのだろう?我が国から支援物資を送ろう、いまはどれだけあっても無駄にはなるまい」
「・・・・いいのか?こういっては何だがメイシェル王国とは付き合いが無かった国だぞ?しかもさっき会ったばかりだ」
ケインの申し出にアクスが驚いたようにケインに聞いている。
「レンが此処に連れてきた、それだけで信頼できる、こいつは人を見る目はあるからな」
なんかそう言われると照れるね!!恥ずかしくなって来たべ!
「こいつには色々借りもあるしな、此処で少しでもその借りを減らすさ」
ニヤリとしながらアクスに視線を向けるケイン、良し!あたしからのお礼は【転移の腕輪】で決定だね!!
え?元々渡す気だったろ?って理由は必要ですよ!理由は!!
「すまぬ」
ケインに頭を下げるアクスを見て話を進める。
「で、だ!その後始末ってのがこれ」
あたしはテーブルの上に【転移の腕輪】を一個出す、もう一個はアクスが持ってるはずだからね。
「何だこの腕輪は?」
「【転移の腕輪】だよ」
あたしの言葉に固まるケイン、そして復活しある事に気が付いたのか恐る恐る聞いてくる。
「レンこれってまさか・・・・・」
あたしは視線をそらしながら返事をする。
「これをケインにあげるために呼んだんだよ」
「・・・・・・何を言っている?これを俺にくれる?なら何でウォルム王が此処に居るのだ?」
「アクスにもあげるからだよ」
「は?」
今度はアクスが固まる、え?なんで驚くかな?
「この【転移の腕輪】は我が家の家宝!今回の【スタンピード】で大々的に使った為あたしを殺してでも奪いに来る奴が出てきそうなんで二大王家にこの腕輪を献上するよ」
よし!これで問題を押し付け・・・・・違った解決できるね!!
「レンよエルスを連れてこい相談がある、お前が連れて来るまでウォルム王と、この事について話をしておく」
ため息をつきながらケインが言ってきたので頷く。
「あいよ」
あたしはウォルムにある自宅に転移した。
ウォルムの自宅についてエルスさんを探すとすぐに台所で見つかった。
「お帰りなさいませレン様、他の皆様は?」
あたしだけ転移で戻ってきたからね不思議がるのも仕方ない。
「アズエルにいるよ、エルスさんを呼びに来た、ケインが相談があるって」
あたしの言葉に深いため息をつくエルスさん、これはあたし悪くないよ?ケインが悪いんだよ?ねえ聞いてるエルスさん?
あたしはエルスさんを連れてアズエルに戻りリビングに戻る。
「ただいま、連れて来たよ」
リビングに入るとアクスとケインが随分と打ち解けたようで笑いながら話している所だった。
「レンがうちの騎士団の憧れになってるんだぞ?信じられるか?姿絵まで出回ってるのだよ!」
ちょっと!!人をネタに笑うのやめてよ!!それとケイン!アクスに変な事吹き込まないで!!
仲良くなったのはいいけど、それだけは勘弁してほしいべさ!!
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