全然見てなかったから驚いた!!
家の中へと入ると人数分の机とその上に制作途中の物が置いてあった。
「さあ皆さんー自分が作った物が置いてある机の所に座ってくださいねー」
その言葉に子供達やフィルミナ達もいそいそと自分の作品の置いてある席に向かい、用意してある椅子に座る。
「ではこれから皆さんの作ったお皿やコップに色を塗ってい行きたいと思いますー」
おお!!あたしは作業が出来ないけど見るだけで楽しそうだべ!!と思ってアンナさんを見ているとアンナさんはニコニコしながら口を開く。
「陶器の色付けに使うのはこれです」
そう言って部屋の壁際に設置してあるテーブルの上に様々な色の液体が入っている瓶を持ち上げる。
「この液体を用意してある道具・・・・モスと言われる道具を使って塗ってもらいます」
モスと言われた道具は向こうでいう習字で使う筆だった。
「アンナお姉ちゃん」
ジンが手をあげてアンナさんの名を呼びアンナさんは首を傾げて口を開く。
「何かしら―?」
「あのね・・・・この色って重ねても大丈夫?」
ああ複数の色を使いたいんだね、もしかしてジンって芸術かんけいのさいのうがあるのかな?凄いよジン!!って言うかうちの子達全員が凄い!!
ジンの質問を受けて微笑んだ後に部屋の奥に行き何かを取り戻って来てそれを見せながら口を開く。
「色んな色を重ねても大丈夫ですよーこれを見てください」
アンナさんのが皆に向かって見せたのは中くらいのお皿、でもそのその皿の色付けが面白かった赤、青、黄色、緑、紫の5色が皿の端から中央に向かい渦を巻くように色付けしてあった。
「綺麗だね」
あたしがそう言うと皆が頷く。
「でしょう?この子はかなり頑張って作ったのよー!『綺麗』って言ってくれてとても嬉しいわー」
「僕も頑張って作る!!」
おお!!ジンがやる気になってる!!これは応援せねば!!
「本当に子供が欲しくなってきたわー、サリスと本格的に子供の事を話をしてみようかしら」
とボソッと呟くのを聞きあたしは微笑む。
「さあ始めましょうかー」
「「「「「「はーい」」」」」
それから皆は真剣な顔で作業を始めてアンナさんはそれを見ながらアドバイスをしながら見守っていた。
「できたー!!」
嬉しそうにジンがそう言ってアンナさんを見てアンナさんが頷きジンの作った物を見て微笑む。
「よくできてますね、凄いです」
それを聞いたジンが嬉しそうに笑う。
そしてジンが完成させたのを皮切りに他の子達も完成させアンナさんに見せアンナさんがそれを褒める。
「皆さんとてもいい物を作りましたねー本当に初めて作ったとは思えませんよー」
アンナさんがそう言うとフィーナが口を開く。
「そうでしょう!!これは愛のなせる業です!!」
・・・・・・・・・・・・・そう言えばフィーナはあたしの事をフィギュアみたいに作ってたよね?まさかアレをそのまま作ってたの?めっちゃ嫌なんだけど?と思っていたらマジであの時見せられた物に色付けしてある!!ずっと子供達の作業を応援してたからフィーナの事を全然見てなかったから驚いた!!
「どうですお姉さま!!素晴らしい出来でしょう!!」
あたしがフィーナの作った物をガン見していたのに気がつき得意げにフィーナがそう言って来たのでああたしは深い・・・物凄く深い溜息をつき口を開く。
「それは無い」
本当にそれは無いわー!!と思ってそう言うとフィーナが膝から崩れ落ち口を開く。
「何故ですかお姉さま・・・・会心の出来たと思ったのに」
そんなのあたしが喜ぶわけないじゃん!!
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