あたしがのんびり寝たいのだ!!
王城を出て東入場門に到着して他の人たちの邪魔にならないよう端の方に移動して討伐者との合流を待つ。
端に移動して直ぐに何人かがフォートさんの方に歩いてきた。
「貴方様が護衛隊の責任者で間違いありませんか?」
「そうだ護衛隊を率いることになった第三師団副長フォート・ジニスと申します、貴殿は?」
「今回の護衛依頼を受けました、パーティー【スカーレット】のリーダーのガルト・リアスです、よろしくお願いします」
「私達は護衛依頼を受けた、パーティー【ムーンライト】のリーダー、ウルザ・ハマーです、よろしくお願いします」
話しかけてきたのは前に会ったことのある【スカーレット】の面々と20代の女性三人のパーティーだった。
「今回はよろしく頼む、それと言葉使いはいつも通りにして構わない、敬語はなしだ旅の間共に過ごすのだからな」
「わかった」
「わかりましたわ」
話が一段落したところであたしが加わる。
「久しぶり、ガルトさん」
「姐御じゃねえか!今回の護衛、参加するのか?」
「うんよろしくね」
「今回の依頼は、当たりだな!」
「ん?二人は知り合いなのか?」
フォートさんが不思議そうな顔をする、討伐者なんだから顔見知りがいてもおかしくないと思うんだけど?
「レン殿はアズエルのギルドでしか活動されていないと聞いていたのでな、【スカーレット】は王都での活動しているのであろう?」
ああ!あたしたちの情報は調べてあるんだね?まあそうか今回の護衛の対象は【神の巫女】警備してる者が護衛者に襲い掛かるなんて避けたいものね、調べるのは当然だよね!!
「前に王都にいた時、知り合ったんだ」
「なるほど、レン殿、ガルト殿、ウルザ殿、移動の打ち合わせをしたいのでこちらに」
簡易タープの上にこの辺りの地図が置いてありその周りを囲むように集まり話が始まる。
今回は東の国境を目指して最初の町はセレドそれから少数の村を経由して旅をする。
無論野宿もすることになり、その時は討伐者と騎士が交代で見張りをすることになる。
【スカーレット】【ムーンライト】はそれぞれのパーティーで馬車に乗り最前列と最後尾の位置で移動することになる。
「それと今回の旅、危険なものとなることを覚悟してもらいたい」
真顔でガルドとウルザさんを見つめるフォートさん。
「どういう事ですか?」
ウルザさんが危険という言葉に反応、訪ねている。
「巫女の命が狙われる可能性が高くなっている、先程未然に防いだが狙われた、これで終わりと考えるのは愚者のやることだ」
確かにあれで最後ってことはないだろうねぇ、流石今回の護衛の責任者に選ばれるだけの事はあるね。
「護衛を受けた時からその覚悟はあるわ、安心して」
かっこいい!!ウルザさんがキリッと言ったセリフ、あたしもそんなかっこよく言っててみたい!!
「フォートさん一つ修正してほしいんだけど」
セリフの事は後回しにして、野宿の事を今ここで行っといたほうが後々混乱がなくていいし、あたしがのんびり寝たいのだ!!
「修正?なんだね?」
「野宿の事だべ」
「どう修正したいのかな?」
「野宿の時の見張りは無しで、あたしが【ホーリーフィールド】と【ゴーレムクリエイト】を使って安全を確保できるから、皆ゆっくり休めるよ」
「「「は?」」」
「え?」
四人で見つめ合う何とも言えない時間。
あたしそんなおかしなこと言ったかな?何で皆かたまってるんだろう?
「本当に使えるのか?」
恐る恐ると言う態度でフォートさんが聞いてくるので目の前で証明することにする。
「【ゴーレムクリエイト】」
目の前に騎士型のゴーレムを作る、もう何回も作っているから中々かっこいい出来だよね!
「「「・・・・・・・・・・・」」」
もういい加減に、帰ってきて!!
「【ホーリーフィールド】も使ってみる?」
「いやいい、我々もゆっくりと休めるのはありがたい、野宿の際にはお願いしよう」
「了解」
打ち合わせは終わり、それぞれが動き始める、さっきゴーレムを作ったことで周りから注目を浴びているけど気にしたら負けだ!!スルーしてギンガたちの所に歩いていく。
さあ!旅の始まりだ!
【読者の皆様へお願い】
作品を読んで『面白かった』や『更新がんばってるな』と思われた方は下にある【☆☆☆☆☆】からポイントを入れて応援して頂けると嬉しいです。
とても励みになりますので、よろしくお願いします。




