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①失恋した

***


失恋した。



相手は幼馴染で、付き合ってはいなかったけど…

学生の頃はお互い恋人がいたりしたけど、社会人になってからはどちらも恋愛とは疎遠になり、25歳をすぎるまで定期的に一人身の会という名目で飲んだりしていた。


だから、きっと余り者同士、いつかは結婚するんじゃないかって思ってた。



だけど、彼にはちゃんと買い手がいたのだ。




***




二日前、彼からの『白い、よそゆきの手紙』が届いた。



送り主を見て、

「あいつから手紙なんて、おかしいな。メールか電話でいいのに」

なんて呑気に封をきった。


出てきたのは、結婚式の招待状。

「あれ?送り主、見間違えたかな…?」


もう一度、封筒を見て、そしてまた、招待状を見た。



結婚?

あいつが?


だって…、彼女がいるなんて聞いていない。

前回の飲み会は、たしか…、1年前だ。


その時は、女の影なんてなかったし…



ショックで、せっかく買ったお寿司も喉を通らない。

今日、私は昇進を言い渡された。

正式には、来月から役職に就く。


その前祝いとして、今日は寿司でも食べながら、あいつに自慢の電話でもしようと思っていたのに…



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