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プロローグ

とてもすてきな場所だった。


とてもきれいな人だった。


その世界に、僕は瞬く間に酔いしれた。


知らず知らずのうちに、深く迷い込んでしまった。


この空間に僕がいる意味を見つけたい。


あなたが僕に与えた感動を大切にしたい。


何にも強い関心を持てなかった僕が、そう強く思えた。


そう思ってしまった。


出会ってしまったんだ。


出会ってしまって、よかったのだろうか。


あなたにとって僕は、何なのだろうか。


僕はその答えを、まだ知らない。

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