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毒舌少女とテスト結果

初めまして、天狐 紅です。

会話文だけで日常物を書いたらどうなるのか?

と思って書きました。

よろしくお願いします。

「なあ、一つ聞いていいか?」

『なによ』

「なにしてるんだ?」

『あら、成績がクズで赤点まみれの秋野(あきの)君にはそんなこともわからないのかしら? 


 私は本を読んでいるのよ』


「いやいやいや! そうじゃなくて! なんで本を逆さにして読んでいるんだよ。それと、俺はそこまで成績は酷くない」

『へぇ。

 ……コンタクトを忘れてきたのよ、ボヤけて文字が見えないわ』

「さっき本を読んでいると言いましたよね!?」

『馬鹿ね、私は本を読んでるのよ。決して文字は見てないけど』

「馬鹿はどっちだ!?」

『今回の期末の結果。

 世界史100点』


「グッ……82。

 げ、現代文96!」


『98。

 体育87』


「な、79」

『あらあら、せっかく花を持たせてあげようと一番低い教科を提示してあげたのに……ごめんなさいね』

「あやまるな! 惨めになるだろ!」

『本当、惨めねぇ……立派なのはその欲望くらいかしら。食欲、睡眠欲。性欲は知らないわ。いや、知りたくない汚らわしい』

「け、汚らわしいって……」

『あぁ、気にしないで。私は基本的に男子は汚らわしいと思っているから。そういえば貴方は男だったわね。半径二メートルに入らないでくれる? 生まれるから』

「生まれねえよ!」

『え? 友達のさっちゃんが、秋野君に触れられると妊娠するって言ってたわよ』

「俺さっちゃんに恨み買ってた!?


 というか、さっちゃんって、誰?」

『私の友達。その前に同じクラスじゃない。クラスメイトの名前もわからないのかしら?』

「いやいや、流石に覚えているから!」

『私の名前をフルネームで』

「……女王様?」


『締めていいかしら?』

「締めてる! もう締めてるから! 首は流石にアウトォォ!」

『……本当にわからないの?』


「ゲホッ……ゲホッ……えーと、佐藤(さとう) 由美(よしみ)だっけ?」

『それはさっちゃんの名前よ、ゴキブリ男爵』

「ゴキブリ男爵は酷い!」

『人の名前を間違えるのは酷くないと?』

「……申し訳ありませんでした」




『あまりの完璧な土下座に私としたことが10秒も思考を停止してしまったわ。秋野はきっと大人になったら謝ってばかりの日常になるわね』

「ならないよ!?」

『そうかしら? 今でも、学校に遅刻しては先生に謝り。テスト中爆睡して寝言で謝っていては、その後、先生に起こされて謝り。家に帰ってからは妹に怒られて謝り』

「……なんで妹のこと知ってるんだ?」

『本当にお馬鹿さんね。毎日毎日あんな大声で怒られていたら隣の家まで聞こえて当たり前よ』

「…………え、えェ!? おまっ、隣の家に住んでたのかよ!」


『本当に残念ね、残念な脳味噌過ぎて涙が出てくるわ。いつか秋野は耳や鼻から味噌汁が出てくるかもしれないわね』

「き、気持ち悪いこと言うなよ……って、あれ、俺のことなんで呼びすt」

『さて、私は帰るわ。そうそう、私の名前を覚えておくこと。宿題よ』








「……さて、俺もクラスの名簿を先生に見せてもらって、帰ろう」

彼女の口癖1・『あらあら』

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