表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/60

37話「件の絵札はお守りになります」

実食


俺「どう……かな? タウロさんとかも野菜しか食べれないとかないよね? ヴァンプも血しか飲めないとかないよね?」


タウロ「そんな訳無いだろ、雑食だ」


ヴァンプ「そもそも血しか飲めなかったら俺くんの部屋に来ねえよ」


よかった、これだけが心残りだったんだ。


ラミア「ねー、俺くん。これなんて料理?」


俺「それはな……『トマトで野菜とウサギ肉を煮たやつ』だ」


妹「名前つけてないんだね」


んなこと言っても、適当に考えて作ったんだから仕方ないだろ。


俺「ほら、つべこべ言わずに食え」


オオカミ「……さっきまで味の好み凄い気にしていた癖に」


オオカミになんか言われたが、言い返せないので黙っておく。


ラミア「ねえねえ、俺くんの世界では食べる前に『イタダキマス』って唱えないといけないんだよね!」


俺「うんまあ。でも、唱えるというよりは挨拶みたいなものだし、僕もよく言い忘れるし……」


ラミア「私本場もの見たいなぁ」


俺「……いただきます」


何故かそれだけでラミアは目をトローンとさせた。

あと、本場ものならキリスト教の教会にでも行ってみればいいと思う、食べ出すまで凄く時間かかるぞ。


俺「……うん、いけるな」


味見してないわけでは無いが、流石に初めて食べさせるとなると緊張する。


ラミア「うおおおおおぅ!美味しいよぉ……美味しいよぉ……勿体無いよぉ」


泣くな。食べたらなくなる決まってるだろう。


タウロ「こ、こんなもの食べたことがないぞ……」


ヴァンプ「こんな味気あるもの久々だ……」


あーこの2人は素材で食ってそうなイメージだもんな。


妹「いつもよくこんなの作れるよなぁ」


俺「ん、任せろ。主夫歴5年の実力だ」


ラミア「え? お母さんは?」


俺「別の国で働いてる。何してるかは俺もよく知らない」


そういえば母さんや父さんって何してんだろ。

ここ暫く帰ってないし、インドで野垂れ死とかアラブで監禁とかされてたらどうしよう。


……どうもしないか。


オオカミ「しかし、料理というのも面白くできたものだな」


俺「うんまあそうかな、俺も始めてかなりハマったからな」


でもオオカミとかも狩りしてそのまま食べそうだよな。


………………


ラミア「ふうー美味しかったぁ」


タウロ「うむ、満足だ」


俺「良かった、嬉しいよ」


やはり人外であっても、満足してもらえると嬉しいな。


ラミア「…ん? ……あっ! そういえば明日テストじゃん!」


タウロ「あー、そうだな」


ヴァンプ「俺は、勉強してもしなくても同じ点数を取れる自信がある!」


オオカミ「それは……問題だぞ」


そっか、明日はテストか……。

テストということはもうすぐ学園祭も近づいてるってことだよなぁ。


オオカミ「仕方ないな……俺が教えてやる」


ラミア「えーオオカミがぁ? 俺くんがいーいー」


オオカミ「前に俺くんに教わっただろ。 それに、俺くんにこれ以上負担を増やすな」


オオカミはそう言うと、ラミアの首元を掴み引きずっていった。


俺「……まあ、赤点回避はしてもらえるだろ」


ヴァンプ「んじゃ俺も帰るわ。 おやすみ」


俺「ん、そっか。おやすみ」


さて、あとは皿洗いくらいするか。


タウロ「皿洗いか? 私も加勢する」


俺「あ、悪いな」


タウロさんが加勢してくれたおかげでかなりスムーズに洗い終わりそうだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ