表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

東方SS(第二期作品)

氷力クーラー!?

作者: 紀璃人

後期作品になります。


夏が来ていた。この夏はとても暑かった。で、あるからして。当然氷精たるチルノはだらけきっていた。


「あぢー」

「だよねー」

「ホント、溶けそう」

「チルノちゃんなんかは特にね」

「あはは、確かに」

「あによぅ、笑いごとじゃないんだから」

大妖精が答え、リグルが続けた。三人はいま湖の木陰にいた。

「でも、チルノちゃんの周りは涼しいよ?」

「あたいはあついのよ!」

 大ちゃん(´・ω・`)ショボーン

折角褒めてあげようと思ったんだけど。と大妖精は思った。それと同時に嫌な予感がした。そしてこういった予感はたいていあたるものである

「こうなったら幻想郷ごと氷漬けにしてやるんだから!」

かくしてチルノの無謀な挑戦は始まったのである。




ど、どうしよう。またチルノちゃんが無謀なことを…。止めた方がいいのかな…。でも暑いし、多分涼しくなるよね?

正常な思考が熱でやられている大妖精だった。

「で、どうやるつもりなんだ?」

「あたいのパワーをなめるんじゃないよ!」

「チルノちゃん、具体的には?」

「ぶちまける!」

言うが早いかチルノは周囲に冷気を放ち始めた。もちろん隣にいた大妖精やリグルは大慌てで離脱した。

寒い!冷たい!凍えそうだよぅ!

なんとか冷気がぎりぎり届くところを見つけリグルと涼んでいると、だんだん寒くなってきた。

あれ?冷気がさらに拡がってる?え?

涼んだことで正常な思考が戻ってきた大妖精は正直焦っていた。

あわわわわ…。どうしよう。このままじゃあ大変なことに。

「リグル君!なんとかしたほうがよくない!?」

「ん?まぁ、結構大変だけどあんまり長続きしないんじゃない?結構全力みたいだし」

確かに少し暖かくなってきた気がする。大妖精が安心すると自分がリグルに抱きついていることに気がついた。

そして、さっきの冷気で雪やダイヤモンドダストが積もった木陰でこっちをみるチルノと目が合って。

あぁ、どうしてこんなことになったの…?

「あんたら離れなさいよー!さもないと氷漬けよ!」

「そんな余力なさそうだけどなぁ」

 怒るチルノとそれを笑うリグルにあわてる大妖精。そんないつのも光景が、銀色の真夏の湖で繰り広げられていた。


Fin



実はこれが最後のストックだったりする。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 三人称の文章が途中で一人称になり最後にまた三人称に戻っています。 どれか一つにまとめるべきでしょう。 またダイヤモンドダストは極々微小な氷の結晶が光を反射して起こる現象の事を言うので…
2011/07/20 02:54 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ