表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】お前以外の女には真っ当に優しいわ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

やさ……優しいかな……。

真顔で『冗談だ』『本当に優しい奴は、自分で自分の事を「優しい」と言わない』なんて返すのが瑠衣たんですが。

「あのさ、最近気が付いたんだけど、瑠衣たん、もしかして私に当たり強くない?」

「そりゃただ気持ち悪いだけの変態を見ていたら、そういう扱いにもなるだろうよ」

遡ること数時間前、此奴が情報収集の為に動画サイトを漁っていた時の事だった。突然悲鳴を上げたかと思えば、狂ったように言葉を連ねた。

――あっあっあっ。外見ちったい。中身ママ。好きになっちゃう。バブになっちゃう。おぎゃりたい。蹲ってるところを頭撫で撫でされたい」

――鏡花、俺はお前を気狂いだと踏んでいる。だが今は度を越してヤバい。保証人やってやるから精神外科か脳外科言ってこい。

そう言って、取り敢えずロープ片手に宣言して、今に至る。普段は必要外は動かない心も、その時は身震いした。自分の平常心が崩れるのを感じたのだ。

「瑠衣たんも大概だよ!? 何ロープって」

「安心しろ。病院に着くまで解けないようにしてやる。だから大人しくしろ」

「安心出来ないよ。何なんだよ、大乱歩の世界観かよ!?」

そう言っていそいそとロープを解く様を見て、ドタバタと逃げ回る。此奴の声と演技を加味して防音のマンションで良かったと心から思う。

「え、まさかと思うけど、他の女の子に対してもそんな……。麗衣ちゃまや、ゆらりぃの妹ちゃんに対しても」

わざとらしく青ざめる姿に演技が入っている事を見抜き、眉根が寄るのを感じる。

「お前だけだよ」

狭い部屋の中で暴れ回るのに疲れてソファに座り込むと、漸く相手の方も大人しくなった。まだ何かされるのではないかと警戒している様だった。だから持っていたロープを端の方にぶん投げて、降参を示した。

「お前以外の女にはもっと真っ当に優しいわ」

「信用出来なぁい。で、ロープ持ち出したって事は、黒蜥蜴の真似事でもすんの? だったらもっと暴れてあげるよ」

突然電源が落ちたのか、真顔に戻った。目には理性が戻っている。

「黒蜥蜴の解析度が薄い。やり直し」

「まぁ、早苗さん程の顏も、富もねぇからなぁ!!」

鏡花ほど酷くないよ?

諭羅ぐらいには優しいと思うよ……? 多分……。

兄妹喧嘩とか、指導の時の物言いとか、バレンタインに目を瞑りながら。


『お前だけだよ』なんて少女漫画の代名詞。

『お前しか見えてないんだよ』って意味で。

秋暁クオリティなので、

『お前だけ特別に可愛がってやるよ。訳:シバいてやるよ』

になってますが。


作者の二次元の性癖って、大人びた人なんです。

外見年齢あまり意識してません。

だから私が登場する、ショタやロリは総じて精神年齢高いです。

主人公に助言行えるタイプの子達。

主人公の子が精神未熟な方が多い。


多分、鏡花もそうじゃないかな……。

創作の為に何でもするけど、年下と付き合ってるイメージが……ない……。

甘えられるより甘える子だし。

麗衣ちゃまに面倒見て貰ってるし。

お兄ちゃんである瑠衣と結婚したし。

末っ子気質な気がします。


ただ甘え方が非常に独特。なんか不器用なんですよ。

人と仲良くなる為に、好まれそうな人格を出力しているので、本当の意味で触れ合い方を知らないと言いますか。

だから瑠衣に対してウザったいダル絡みするし、諭羅みたい頭捻った甘え方出来ないのかなって。


そんなぶっ飛びな子なので、真っ当に指摘しつつ、負けないくらいのボケを噛ます子じゃないと駄目かなと。

ほら、ヒロインがヒーローに暴力振るうのはギャグ時空だと『おもしれー女』枠なので……。


鏡花が絶妙にウザイ。

殴っても「私……不幸です……」みたいな空気出さない。

むしろ負けん気上等で突っかかってくる。

『アタおか? オメーもなぁ!!』タイプ


そんなのを意識して、瑠衣に殴らせてます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ