妥協しないで踏み出せ
幸せに生きてやるって何度目かに呟いた
別に自分だけが不幸だなんて思っても言わない
けど消えたいなんて思うのは疲れていた
しがらみがあるなら鎖でもなんとか生きろと
君に手が伸ばせる今ならまだ生きてようと
雑言の槍に貫かれても気づいた友情に救われた
嫌な予感が実現しそうでも諦められないと
些細な幸せでも手を伸ばして掴もうともがいて
それでも時々思ってしまいそうになる
こんな世界なんて消えてしまえ
そう思う自分が一番大嫌いでどうしようもない
全然上手くならなくて世知辛い
葛藤は若いから起きるのか何をすればいいのか
泥沼の中で不格好に転がって立ち上がった
周りの目線なんて痛いほど知っているけど
それをどうにかする力なんて無いなら
いっそ気にせず牙を向け
なんて出来たら苦労しないよ
それが出来たらなんだって上手くいくよ
踏み出せない堂々と出来ない
そんな奴が一体何をして何になる
そうやって毎回のように否定しか押さない
挙句の果てに自分が嫌いだと拒絶否定
知ってるこんな自分だけどそれでも
そんな仕方がない自分で生きるしか無いんだ
何回だって決心は泡に飲まれて消えていく
決意表明の言葉は空気に溶けて薄れていく
何しても上手く行かないし何も出来ない自分は
きっと哀しみを繰り返していく奴
君に手が伸ばせる今ならまだ生きてようと
望みは叶わないなら今のままで良かったって
妥協して入ってきた乱入に戸惑って
意地でも明け渡したくないと思っても
結局何も出来ないまま心だけ嘆いて
そうするならせめて何か踏み出してよ
踏み出してちょっとは思い出作ってよ
あの人が言ってくれた気にし過ぎ大丈夫って
だからちょっとぐらいは出来るはずだ
指を咥えてあの子が現れてしまうよりは全然
踏み出して掴んでじゃないとまた泣くよ
後悔したくないそんな決心を思い出した