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ひとパ☆  作者: いかや☆きいろ
ヨゾラ
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星の海を眺めながら 10

 さて、残すイベントは夏祭りですね。心ゆくまで遊べるように仕事をがんばりましょう!


「いらっしゃいませ!」


 開幕カズコさんに生中とアカネサラダ、スズちゃんのお寿司を提供してエンジンをかけていきます。


 スズちゃんが裏に走りコノミちゃんはテーブルを回り私はサラダを作り、ケンシくんはカカシのまねをしてます。まだ追いつけないようです。


 サラダを提供したらいいタイミングで次のお客様が。オーダーが入る前に大将に提案です。


「シフト一人減らしませんか?」


「やっぱりそうだよなー。仕事量がないからなれるもクソもないもんな」


 そう、いつまでも甘えられても困るってもんです。多少の荒波にもまれて魚の身も締まるのです。


「アカネちゃん七時上がりな」


「やったー」


 ナオコさんたちと飲めるのは仕事に勝ります。今日も大将のごはん。


 仁にはお持ち帰りメニューもあります。お刺身とかは衛生的に問題があるのですが、唐揚げや天ぷらはお持ち帰りができます。アイちゃんにお土産を買いましょう。閉店間際のラストオーダーで唐揚げのお持ち帰りを注文します。


 まずは仕事をやりきりましょう!


「ありがとうございまーす!」


 お客様をお送りする時は「ーした」ではなく「ーす」です。相手は少しだけ後ろ髪を引かれてまた来てくれます。関係を完結しない意味があります。スタッフ間では気にしませんけどね。


 さあ、ナオコさんたちが来ましたよ! 今日はアンナさんもいっしょです。


「みんながんばってね! お先に失礼しまーす!」


「お疲れ様でーす! ほらケンシ、動け!」


「お、おう」


 裏口から出たら表に回ります。


「いらっしゃいませー!」


 スズちゃんは流れがわかってるので一番におしぼりとお冷やを用意して四番テーブルに向かいます。早歩きなので私より先に待ってます。


「お決まりになりましたらお声おかけください」


「ご飯と生中頼んでるわよ」


「ありがとうございます!」


「ご注文の品は少々お待ちください」


 返す刀でスズちゃんはテーブルを片付けます。


「二番オッケーでーす!」


 片付けできました、の合図です。


「スズちゃんもやるよなあ」


「安心して見ていられるわよね」


「そうですね」


 スズちゃんがいれば土曜夜すら問題になりません。忙しくなってもコノミちゃんがプロがかってきたので問題ないです。これくらいならケンシくんも動けるでしょう。


 問題は遠距離からお客様の動きをつかめるか、になります。まあそれ以前の問題ではありますが。声出しは運動部でやっていたんでしょう、いい声をしています。恥ずかしがったりもしていない。あと問題はそんな万全の状態でも動けないことですか。


 流れがまだつかめてません。さすがにオーダーの取り方は学んでいます。


「刺身食えよ」


「いただきます!」


 私は刺身でご飯です。美味しい! 大将のお刺身はシーズンで構成が変わります。それはメニューにも明記されています。旬のお魚を美味しくいただけるのです。


「うめえ。今日はグレープフルーツにしとくか」


「レモンで」


「ひいぃ」


「伝統芸か」


「レモンでーす」


「私もグレープフルーツで」


 土曜なので飲みます。


「明日は夏祭りですねえ!」


「楽しみだなあ!」


「私も楽しみよ」


「ニンジャといえば祭り! ハラキリです!」


「ことあるごとに切ろうとするな」


「外科医かな?」


「最近はあんまり切らないわよ?」


 穴を開けて組織だけ引っこ抜くそうです。あるいは放射線など。切る時は切るらしいです。


「唐揚げうめえ。まあ明日の話だな。夜集合だろ?」


「八時に花火なんですが五時くらいから遊びたいです」


「たっぷり遊べますねー」


「久しぶりで私も楽しみだわ」


 アイちゃんも楽しみにしてました。屋台をいくつ潰すか……いや、そんな1ヶ所で食べたりしませんけどね。


「唐揚げうまっ」


「焼き鳥もらいますわ」


「私も焼き鳥でーす。縁日でも出ますか?」


「縁日の焼き鳥は大きめですね」


 今回のお祭りは同絡市主催のお祭りで渡海町中央通り主体で行われます。市内ですよ市内。いや一東も市内ですけどね。






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