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ひとパ☆  作者: いかや☆きいろ
ヨゾラ
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星の海を眺めながら 8

 さて、午後です。アンナさんは釣りにいきました。大将や女将さんもそれぞれ出かけたようですね。私とアイちゃんは旅館の購買を探検しています。


 夜の温泉上がりには白ワインをいただけるということで楽しみにしています。


「おみやげなにがいいかなあ」


「ストラップとかお菓子かなあ。あんまり邪魔にならないのがいいよ。あとで水族館の方もいってみない?」


「いくー! やっぱり食べ物にしよ。みんなたくさん食べるし」


 どうやら決まったようです。これくらいは余裕で支払えますね。


「お代はお嬢様にいただいております」


「ひえ」


 ここまで全部買い取ってるらしいです! 私なんかまだまだですね!


 自販機が全部0円になってるのは見なかったことにしました。


 さて水族館です。ここは海中遊泳気分が味わえる海中トンネルがあるらしいです。楽しみですね!


 私、釣りもしますし仁にも勤めているので魚は大好きなんですよ!


 まずは淡水魚コーナーですね。ピラルクーがでっかい顔でお出迎えしてくれます。アマゾン川の魚は淡水でも美麗ですね。赤や白のラインが美しいです。


「美味しいのかな?」


「白身だから唐揚げとかいいかもね」


「ほんと? これだけ大きかったらアイもお腹いっぱいになりそう!」


「あはは」


 ピラルクーは重さ200キロに達するそうです。可食部位が半分としてもさすがにアイちゃんでも食べきれないでしょう。……食べきれないよね? 三日くらいかかる? そうだね。1日三十キロだね。五食食べたら余裕? そうだね、そのカロリーどこに消えるんだろうね?


 そのあとも淡水魚コーナーを回りましたがアイちゃんの基準が美味しそうか否かなのでお腹がいっぱいになってきました。


 海の魚コーナーは全面を水槽が囲っているドームになっていました。ここだけでも水中気分です。クマノミやホンソメワケベラなんかは小さい水槽に入ってます。クラゲもいますね。可愛いです。


「カワハギカンパチシマイサキ~♪ 明日はどの子を食べようか~♪」


「……」


 うちの妹が物騒すぎる件で緊急招集をかけたいと思います! え、今にはじまったことか? なんでうちの妹の生態を把握されてますかねえ?


 さすがに水族館の魚を踊り食いはしないと思いますが。泳いでる魚が心なしか怯えているのは気のせいかなあ?


 海中トンネルに向かいます。


 このトンネルでは常に餌やりが行われていて魚が集まってくるようになっているそうです。意外と鮮やかな魚たちが集まっていますね。水の中を歩いているとひとパしたくなりますね。いつもイメージは深海です。


 自然に生きている魚たち。少し小さいですが種類は豊富です。カサゴやオコゼが泳いでますね。


 進んでいくと回遊してるアジやサバを見かけます。サビキで一荷釣りしたくなりますね。アイちゃんとおんなじだ?! 綺麗な海中トンネルを抜けてまた水槽の群れの中に帰ってきました。


 この辺りはウミガメとかが泳いでいます。さわれる動物コーナーみたいなのがありますね。


 最後には売店があります。やはりすべて無料! サヨリさんやりすぎぃ!


「お姉ちゃんペンギンショー見にいく?」


「夕ごはんまで時間あるしいいか。いこう!」


 ペンギンたちがよたよた歩いてドテッと転がったりするのを二人で楽しく見物しました。いい休日になったよ。




 さて、夕ごはんはどうやら鍋になるようです。冷房がよく効いているので暑くはないですね。大将が厳選したお魚がたっぷり食べられます。野菜も新鮮な夏の野菜。フグも入ってますね。大将フグ調理の免許も持ってるんだ?


「ビールだビールだ!」


「酎ハイも出せるわよ」


 どうやら天国のようです。いやいや、このあと温泉に再度つかり白ワインを飲む運命が私を待っていますので! ここはごはんです!


 となりでアイちゃんがわんこごはんチャレンジしてるのはスルーで!


 取り分けは任せることもできるみたいです。スタッフー! 星野さんでした。なんか今日はぐいぐいきますね?


 お腹いっぱいになったので先に温泉にいかせてもらいます。……。ぶっちゃけこの傷だらけの肌は見られたくありませんので。


 まあなったものは仕方ないです。体に五ヶ所もボルトが入ってるサイボーグボディですぜ。うらやましくはないですね。わかります。


 あー、お湯はいいですね。お風呂はあんまり好きじゃないですよ。この体を見るたびにうつうつしてしまう。でもお湯につかってしまえば関係ないですからね。のんびり楽しみます。


 白ワインのおつまみは選べるそうですが私は自分で料理する方が好きなのでチーズとかサラミとかカルパスとかいただこうと思います。燻製チーズに白ワインって最高に贅沢ですよね。


 空はすでに夜のとばりをおろし、空には星が満ちています。この星の海を眺めながら物思いにふけるのはいいものです。おっと、他の人たちが入ってきましたね。今回は女将さんもいっしょに入るようです。この人も四十代なのに若々しすぎますね。


 はあ、自分がみにくく見えてしまう。嫉妬深いことですね。


 まあ誰も悪くはありませんからね。運が悪かった。しいて言えば相手の運転手が悪いんですけど裁かれた上に賠償ももぎとってますからね。これ以上は死体にむち打ちです。彼はなぜか町内ではまったく仕事につけなくて出ていったそうですし。


 ……にぎやかですね。もう少ししたら白ワイン飲みにいきましょう!






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