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ひとパ☆  作者: いかや☆きいろ
ヨゾラ
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星の海を眺めながら 5

 今日は温泉です! アイちゃんとアンナさんときちゃいました。現地集合です! 私が旅行気分を味わいたいとわがままを言って電車できました。帰りは送ってもらいます。たぶん酔ってるし。目的地の旅館は陽光亭というそうです。


「わああ、おっきなお宿だね、お姉ちゃん!」


「ほんとだねえ。緑がきれい。緑と空の青と崖の白とのコントラスト」


「さいっこーのロケーションでーす。釣り場に降りれるみたいでーす! 釣ったら捌いてもらえまーす!」


「それは楽しそう」


 もうわくわくが止まりません!


「よー。散歩いかね?」


「裏庭に散歩コースがあるんですわ」


「なんかワクワクしますなあ」


「緑がとてもきれいです!」


「早くいこーよお姉ちゃん!」


「ニンジャ、崖を走りまーす!」


「やめて?」


「ついてっていいのかな……?」


 アンナさん、迷惑なので景観を壊さないようにしましょう。まあ今日は借りきってます。サヨリさんが。貸してるのも光里家。こうして経済は回って……まわってない!


 涼しげな並木道です。緑の蔦とかも巻いてて森の中のようですね。近くには水族館もあるのだとか。ガイドさんによると温泉は夏がいいらしいです。服を脱ぐにも凍えたりしないしぬるめのお湯も気持ちいいらしいです。


 なんにしろ観光です! 楽しんでいきましょう。


「お姉ちゃん池があるよ! 魚が泳いでる!」


「錦鯉だね! エサをやれるみたいだよ!」


「借りきってますのでこのエサも無料ですわ。おりゃあ!」


「豪快にいった!」


「釣れそうなくらい食いつきますねー!」


「かわええな」


「刺身でいけるでしょうか?」


「美味しそう!」


「鯉の洗いかな?」


 観賞用の鯉なので食べないでくださいとガイドさんが震えています。よく見るといつも司会してくれるお姉さんです。星野さんというらしいです。知らないうちにうしろに立ってたりして怖いですね。すごくノリはいいんですが。


 ちなみに今回の温泉には大将や女将さんや置物の二人、カズコさんも参加しています。みんな楽しそうでした。あ、ケンシくんも来てますね。なんかうしろからついてきてます。ボッチなの?


(こうしてみるとまったく普通の女の子だな)


 なにかにらまれてます。洗い物のうらみかな?


 きれいな景色に石が飛び石のように敷かれていて、ついスキップしたくなりますね!


 アイちゃんも元気いっぱいで楽しくなってしまいますね!


 お昼からは温泉です! ひととおり回ったら帰ってゲームをやります。今は景色を楽しみましょう!森の道を抜けたら開けた場所にたどりつきました。


 ……海! 水平線が見えます!


「……地球、でっかいなぁ」


「あはは、その感想ってどうなのコノミ!」


「あっはっは! おなかいたーい!」


 そりゃ地球はでっかいでしょうねえ。アイちゃん笑いすぎ。


「まあ海は広いな大きいなーでーす」


「魚釣れそうっすね」


「なにか美味しいの作りたくなってくるなー」


「アカネさん料理できるんすか?」


 あれ? なんか疑われてますよ?


「あとでへこましたればええんや」


「いや別にへこまさなくていいけど」


「ムカついたので教えないことにします」


「バカなのかなー?」


 スズちゃんとアイちゃんが辛辣! いいんですよ、見た目はガリ勉のころから変わってないし。それよりも海まで降りてみましょう!


「暗殺部隊を派遣しますか?」


 しなくていいです星野さん!


「お、降りれるようになってんのか」


「気をつけてよナオコ」


「まさか落ちねえだろ。手すりついてるし」


「ニンジャなら安心でーす」


 おっとと、けっこう急ですね。リハビリで鍛え上げた脚力を見せつけますよ!


「おお、磯だあ。釣れそうだぞ」


「磯の香りですわね」


「チヌが釣れそうなのでーす」


「美味しそうな匂い!」


「なんでも食べもんやなアイちゃんは」


「お魚捌きますよ?」


「ほんと!? 楽しみ!」


 その前に地獄のゲームが待っている。






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