SS 管を巻く どんな蛇が美味しいの?
はい、今回もナオコさんのゲテモノ話を聞いていこうと思います。今回はですね、ハチュウルイです。爬虫類。ナオコさん、私らが女の子なの忘れてませんか?
このSSは光里家の協賛でお送りしております。撮影中の会場、器材、食材などはすべて光里家が提供しております。
さて、会場はいつもの仁です。話をスムーズに聞き出すために飲み会していきます。ぶっちゃけキャストが飲みたいだけです。
「蛇は海外だとよく食べられてるけどな。例えば有名なキングコブラも食べられてるし」
「毒とか大丈夫?」
「食うぶんには大丈夫だな。毒腺に触らなかったら肉には毒はないし。ぶっちゃけ毒蛇の方が美味いらしい。そもそも毒蛇の毒はほとんど酵素なので熱を加えたら分解するしな」
「へえー。まあ食べることはないでしょうけどねぇ」
「日本だとマムシやシマヘビはよく食べた話を聞くな」
「すみませーん、焼き鳥くださーい」
「けっこう美味いって話を聞くので食ってみたいんだがな」
「レモン酎ハイお願いしまーす」
「聞けや」
「いや、そんなに聞きたい話ではないですよ?」
「それはわかるけどな」
実際に軍隊が訓練中に蛇を見つけたら喜んで首をはねて食べるらしい。生で。
「うへえ」
「まあ生だと菌とか寄生虫が怖いけどな。実際にかなりの寄生虫がいるらしいし」
「虫もそうだったけどいつも本当に怖いのは寄生虫だねえ」
魚にも寄生虫は多いですがたいていは洗い流せるので淡水魚でも生で食べることはありますね。アニサキスもしっかり洗っていれば問題はありません。心配なら火を入れたらほぼ間違いなく死にます。そもそもアニサキスとかは人間の体内では増えません。
アニサキス症はアニサキスが胃酸に耐えられなくて胃壁に潜り込もうとするために起こるそうで、つまり消化してしまってる可能性もあるということですね。
寄生虫が取り除けないならお刺身も売ってないのでしっかり調理すれば問題はないのです。
「ニシキヘビとかコブラも一メートルあるわけだし、食べ物がない土地だとかなり貴重なタンパク源だと思うんだよな。見た目とか毒があるからって嫌がるならそもそもフグとかウニ食ってるのはなんなんだって話だしな」
「タコとかも嫌われますよねえ。毒もありますし。日本人って毒のあるもの好きですねえ」
「ナマコとか見た目グロいもの食べたがるよな。日本の虫食調べたらものすごい数が出てきたし、アメフラシだって毒あるしな」
「なぜ毒のあるものを食べるのか……」
「まあカエルは食ったことあるけど美味かったし蛇も料理店で売ってるから美味いのかもな」
「喜んでそんなとこ行くのナオコさんくらいですよ……」
「ニシキヘビとかなら毒はないし世界中で食べられてるな」
「私は海外絶対行きません」
「カニとかエビだってグロテスクはグロテスクだろうに」
「美味しいの知ったら食べてしまいますよね。知り合いにカエルが大嫌いだけどカエルの唐揚げは食べるって人がいましたね」
「魚のウロコも気持ち悪いって人は多いはず。見た目でいうとヘビもそんなに変わらなくないか?」
「そうかもしれませんけど私は食べません」
「日本だとシマヘビとかマムシとかハブでどれが美味しいか論争になったりするよな。アオダイショウは不味いらしいけど……。ヤマカガシは食うとこなさそう。毒あるし」
「そういうわけで、もし飢えて死にそうになったら蛇の頭を押さえつけてナタなんかで首をはねて皮をはいで焼いて塩でも振って食べるといいようです。そんな世の中にならないといいですね……。山には登らないようにしよう……」
「カズコさんとか食ってそうだよな」
未来の食料問題に挑みます。光里家の提供でお送りしました。美味しい未来を作りたい。
「生物っておおむね肉食は不味い傾向にありますから食べるなら草食のトカゲがいいと思いますよ」
「トカゲも毒持ちいるからなぁ」
「私は焼き鳥を食べます。もぐもぐ。美味しい……。日本人は幸せですね……」
「モツとかも大概グロいと思うんだが?」




