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ひとパ☆  作者: いかや☆きいろ
サクラサク
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八重桜 3

 さあ、やってきました日曜日!


 今日もサヨリさんのリムジンでおでかけです。


 アイちゃんがいます。


「今年度から日曜が休養日になった」


「おお、これからはアイちゃんとも遊べるな!」


「ますます影が薄くなりまーす。忍びまーす!」


「おー、忍者!」


「アイちゃんよろしくお願いしますわ」


「お願いします!」


「やった、後輩や!」


「アイちゃん料理できるからねー」


 そういえばこのパーティーもずいぶん料理上手が増えました。今日は楽しくなりそうですね。


「と、いうわけで予定を差し戻しまして、お昼に手巻きパーティー、夕に握り祭りにしたいと思いますわ」


「午前中は公園巡りだな」


「事前にニンジャが調べました、八重桜ポイントはこちらでーす」


「へえ、八重桜並木道なんてあるんですね」


 桜並木もありますがすでにシーズンオフです。その一週間から二週間後が八重桜シーズンとなります。さらにそのあとにツツジのシーズンになりこの頃はお花がラッシュです。チューリップも見頃ですね。


 ニンジャアンナさんの案内で八重桜並木道を目指します。その近くの広場を予約してあるそうです。さすが光里家、抜かりがありませんね。


「ニンジャキャラに釣りガールにエセアメリカ人に薩摩生まれっていくつ設定盛る気だ」


「こ、濃いですね。私は包丁一本です」


「それはそれですげえよ!」


「実は一番設定が少ないのはナオコのような」


「ななな、濃いよ? 私は濃いよ?」


「せめてオレ女なら、と思いますけど十分キャラ立ってますよね」


 ツッコミ役としてなくてはならない人材です。私一人ではツッコミきれません。


「うちなんてスイーツ好きなだけの関西人やしなあ」


 しかもちょっと怪しい関西弁です。スイーツは美味しいですね。


「私もキャラ立てた方がいいの?」


 なにか言い出しましたよこの食欲モンスター。あなた出番少ないのに忘れられないキャラしてますからね? サッカーしてるとかいろいろ濃いですね。愛しのエンジェルですが。


 うん、一番薄いのは私ですね! ただの接客業です!


「……アカネが薄い?」


「すごく濃いですが」


「ししょーが薄かったら私なんて消えてまーす」


「具体的にはなにもない? そんなわけないやんな、天才的なだけで濃いわ」


「全面的に負けてる気がします」


「お姉ちゃんかっこいいのにね」


 みんな、そんな遠くで集まってなにをささやきあってるのかな? 私は薄い、ほら私は薄い。どこが濃いんだよお。


 そうこうしているうちに並木道に着いたようです。先日の桜並木に引けを取らないゴージャスさですね!


 空をおおうピンクの山。空の色をくっきりあらわす明るい白い花。近くにはチューリップの花壇も見えますね。


「おお、いいねえ……なんもいえねえ」


「見ごたえがありますわ」


「ニンジャも花開きたいでーす」


「写真とったろ。スイーツのヒントになりそうやなあ」


「料理に一輪そえたいですね!」


「なんかお腹空いてくる!」


「いい香りだね」


 豪華な花によく晴れた空、華やかな香り。もうこれ以上はありませんね! いつも思ってますけど。


 さて、広場に着いたのでスタッフのみなさんが急いで昼食の準備を進めています。光里家のスタッフは非常に優秀ですね。よいしょ? なんのことですか? 私は権力大好きです。へへぇ、お代官様。金のお菓子欲しいですよね。


「では、はじめますわ。第一回、アカネファミリーゲーム今日のお題は!」


「間違いだらけの手巻き寿司大会、一番美味しいのは誰だ!」


「わー!」


 なんかコントし始めましたよ、この二人。






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