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ひとパ☆  作者: いかや☆きいろ
サクラサク
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八重桜 2

「なんか大変なことになったなあ」


「動画サイトにアップされてるから全国からお客さん来るねー」


「マジで?!」


「これですわね『いらっしゃいませ!』フルバージョンですわ」


「うげえ!? これ大丈夫なの?」


「いや、アカネに断ってないから違法」


「肖像権の侵害ね。捕まることはないけど民事で訴えれるわよ。サイトには報告してあるわ」


「サヨリさんには頭が上がりません」


「あ、消されたみたいでーす」


「あとはうちの弁護士に任せてね」


「ははーっ!」


「とりあえず注文いっとくか。刺身盛りの大と焼き鳥各種盛り合わせ、唐揚げ大盛に天ぷら三種盛り二つ、ごはん並がひとつに生中四つ、間違いないな?」


「そういえばここサラダがないよね」


「これ以上仕入れが増えたら大将がもたないでーす」


「お刺身のツマを食べるんですわ。ニンジンもとれますわよ」


「んじゃこれで、すみませーん」


 仕入担当の人がいれば楽なんでしょうけどお金を預けるので身元が保証できる人にしか任せられません。それに大将に匹敵する目利きの腕も必要です。なかなか難しいでしょう。


「生中四つです、残りのメニューはしばらくお待ちください」


「それで、今週はどこにいくんだ?」


「みんなでおでかけしましょう!」


「ししょーはおでかけ大好きですねー」


「スタッフに車を出させますから一東白岡公園に行きませんか?」


「お、いいねえ」


「あそこも八重桜咲いてますね」


「楽しみでーす! ごはんはなんでしょーか」


「現地で手巻き寿司をしようかと」


「うわあ、楽しみですわ!」


「ジャパニーズ寿司! サムラーイ!」


「目一杯エセんな!」


「刺し身盛り大のお客様ー」


 というわけで今週もおでかけです。それではいつもの四人でパーティーです。


「スズちゃんも行くよね?」


「手巻き寿司ですか? 行きたいです! コノミちゃんも誘っておきますね!」


「アイちゃんも休めたら連れてくるんだけど」


「くやしがりそうだな、あの食欲モンスター」


「部活が終わり次第送らせますわ」


「絶対食いつくな」


 よそ様に生態を把握されつつあるうちのモンスターです。


「唐揚げ大でーす」


「日本酒、八重桜」


「レモン酎ハイ二つで」


「ひいぃっ」


「ライムでーす」


「私は今日はレモンで」


 うちの酎ハイは大きい氷を三つだけ入れるスタイルです。良心的なのです。


「おまたせしました、酎ハイレモン三つ、ライムひとつ、八重桜です」


「で、手巻きってことは面白い具材も出すよな?」


「イチゴとか納豆とかでしたら」


「お、思った以上にデンジャラスでーす」


「一味もわさびもお願いします」


「やべえ、震えてきやがった」


「シャリは大量に用意させますし大将にネタを委託していますわ」


「おお、それは期待」


「スズちゃんに握りを頼むのでーす」


「天才がここにいた!」


「握りパーティーも可能だと?!」


「待ってください、それなら午前は握りパーティーでアイちゃんが参加してから手巻き寿司ルーレットではいかがです?」


「危険な香りがするぅ」


「天ぷら三種盛り二つです」


 なんですか手巻き寿司ルーレットって。ちょっと楽しそうじゃないですか!


「エビ天うめえ」


「唐揚げが美味しいわ。レモン酎ハイにも合うし」


「貝柱もらいまーす」


「唐揚げ美味しいですね! ショウガの香りもします!」


「焼き鳥各種盛り合わせでーす」


 焼き鳥もきたのでみんな本格的に飲み始めました。


 お店の方はコノミちゃんがテーブル片付けや入店案内をしてスズちゃんがオーダーと品だしをしてスムーズに回っているようです。仕事が楽になりますね。お客さん激増ですけどね!







 大丈夫です、ストックはもう百話も……。


 百話くらいです。大丈夫です大丈夫です。



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