ラーメン作りまーす 2
家にサーバーあったら死ねますね。
「うふ、うふふ」
「どうしたんだ、アンナのやつ」
「衝撃だったんですわ。いつも食べてるインスタントの袋麺がごちそうになったんですから」
「ナオコに私の気持ちがわかりますか! 私は貧しさには耐えて不味いものを食べるしかないと思っていました……。あるじゃないですか! 解決法!」
「めっちゃテンションあがってエセアメリカ人ぬけとる……」
「これはもう……弟子入りですね!」
アンナさんはサヨリさんの言葉にハッとする。サヨリさんはビールをあおっている。いや、サヨリさんの金だから文句無いですけど自宅か。それにならってナオコさんはライムチューハイに行った。私もライムで。グググ~。ふうっ。
「アイちゃんがなんて言うかですかねぇ。じゃあおつまみ作ります」
使うのはこの~、味噌ラーメン袋麺! スープは粉末タイプ限定です。フライパンに麺を入れ、お湯を入れます。火をつけます。あ、水はかなり少なめの方が美味しいですよ。鍋で湯がいてフライパンに移すのでも構いません。
もうひとつのフライパンでミンチ肉と小口切りした長ネギをにんにくとみりんで炒めます。ラーメンの粉末スープを少しかけて味付け。ラーメンの水を飛ばします。油をかけて焼きます。粉末スープを少し投入。全部使うと辛いです。半分いらないくらい。ミンチ肉と合わせて絡めて、皿に盛り七味をふり細ネギを振ったらできあがり!
味噌焼きそば! 残ったスープはお湯でとけば飲めます。
……あれ? 反応がないですね。と思ったら全員目を見開いて見ています。
「い、今、なにが起こった?」
「スープ麺になるはずが焼きそばに……」
「アカネは貧民の神! いや私の神!」
「変な宗教起こそうとすんな!」
「ままま、まずはつまんでください。気軽に皿に受けて」
やはり目で見たことしか信じれないのではダメなのだろうか。いかん、変な気に当てられてました。宗教はあんまり信じてませんね。
「美味い!」
「塩気は強いけどこれは確かにおつまみぐびっぐびっ」
「うう……私料理できないから工夫なんてできないと思っていました。でもアカネの料理はほとんど手が届く! やらなかったのが恥ずかしい!」
いや、いつかアンナさんも言ってたけどこの道は地雷原だから科学知識とある程度の料理の腕がいる。素人がやると爆死確定だ。でも私もたまに死ぬから気にしないでください。
「工夫とは面白いものなのですね」
「そうですね、楽しまないと」
「明日から生徒に布教しまーす」
「それはやめて?」
「せっかくつまみも来たんだ、飲もうぜ」
「明日は学校でーす」
「辛いな、公務員……公務員だよな?」
「公立渡海高校でーす」
「めっちゃエリート校じゃねえか! 寝ろ寝ろ!」
まあこの二人も仕事あるんですけど翌朝にはけろっとしてるんですよねえ。私は明日もスズちゃんの日でお休みです。助かります。……肝臓壊れそうだなと思いつつ、ライムチューハイをもう一杯。
くぴくぴくぴ。ごくごくごくっ、ぷはあ! 実にいいですね!
ごちそうさまでした! おやすみなさい。
もしチートをもらえるならいくら飲んても壊れない体がほしいですね。




