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ひとパ☆  作者: いかや☆きいろ
接客しよう!
22/188

ラーメン作りまーす 1

 袋麺も作り方ですよね。



 はーい、本日はですね、土曜日です。


 今日はひとパの日です。なにを作ろうかな。……うん、あれだな。ラーメン。インスタントで、即席で、簡単で、安く、速く、美味く!


 その前にお仕事です。というか、このフィールドが久々に感じる。戦場の空気を、感じる。大げさではない。というか昨日も出勤していたのでそっちを突っ込んで欲しい。


 ええ、日常はしっかり続いてますので。見せないだけで。昨日のひとパも玉子焼きだった件。とか休肝日でした。とか見たくないよね?


「いらっしゃいませー!」


 おっと、接客、開始です。


 まずはお冷やとおしぼりを用意。誘導された席を見計らい、お客様が腰を落ち着けられたところで到着。


「いらっしゃいませー。ご注文がお決まりになりましたらお声おかけください!」


「ああ、とりあえず生を二つ、あとは刺身盛りも頼んでおこうか」


「そうねぇ、私はそれでいいわ」


「刺身盛りは並をおひとつでよろしかったでしょうか?」


「量は多いの?」


「そうですね、これとご飯で一食済ませる人もいます」


「それは少し多いか。いろいろ頼みたいし、ひとつで」


「はい、オーダーを繰り返します。……、以上でよろしいですか? 少々お待ちください」


(すごいスムーズなやり取りだな)


(ベテランよね)


(応用もすごいですけど基本ができてまーす)


 今日もあの三人は来ています。ううう、混ざりたい。


「オーダー入ります!」


「あいよ!」


 この日も早上がりです。スズちゃんにはお金がいるらしい。なんでも北海道で寿司修業したいそうだ。確かにうちのメニューお寿司無いんだよね。セットでも。米がねぇ、足りなくなるし。定食屋のお米と寿司屋のお米は古米と新米のブレンド率が違うからなあ。


 素人の私は私の料理の味で満足しちゃうからなぁ。本物は全然違うのに。私の料理はパーティー料理みたいなもんだしね。あと安上がり。


 さて、終わった。みんなのとこに行かないとですね!


「飲みのシメはなんにするって話してたんだ」


「私はラーメンでーす」


「牛丼ですわ」


 相変わらずお嬢様は攻めているらしい。


「だから果物だって。水分も果糖も取れるしさ」


「今晩はインスタントラーメンにするつもりでしたからみんなどうですか?」


「はあ? 食いに行ったらいいじゃん。インスタントより美味いだろ」


「興味ありますわ」


「なにが出てくるんだろうでーす」


「えぇ……」


「まあ確かに、特別に美味しいものじゃないですねえ」


「だろ?!」


 でもたかがインスタントを美味しくできたらすごくないですか?


 本当は具とかを調えたら普通に美味しいんですよね。


 大将の白身魚フライをいただいて、帰ります。ラッキョウタルタルうまっ!


 お支払いはブラックカードスラッシュ! さすが!





 そして帰ってきました湊邸。


「あー、なんか我が家って感じするぅ」


「同意するわ」


「ここに住みたいでーす!」


「一人くらいなら大丈夫ですよ」


「ぼっちのワンルームは泣けるんですよ……、っていいの?!」


 正直ひとパの回数がさらに減りそうですが、どうせ両親も帰ってこないし他にも空き部屋はあるんですよね。


「アイちゃんに聞いてからですけど」


「そ、そうですね。そうだ、みなの食費のために私が大魚を釣り上げてごろうじる!」


「エセアメリカ人語やめろや」


「可愛いからいいじゃありませんか」


「あのデカさは可愛くねえ」


「このサイズは、あめーりかーん!」


「それをやめろ」


 にぎやかにやってるのでこちらはラーメンを頭の中で組み立てて行きます。どの手で行くか。……牛乳かえしニンニク塩ラーメンにします。塩ラーメンはもちろん、袋メーン!


 具材の準備もしておきます。大物と青菜、モヤシを使いましょう。コーンが合うんですが無いですね。


「おつまみもインスタントラーメンで作るのでお楽しみに」


「まじで?!」


 まずは牛乳とみりんをフライパンで沸騰。広口のフライパンを使う方が臭みやアルコールが早く飛びます。これでかえしはできたので避けます。野菜を湯がきます。避けます。大物の調理に入りますが麺も準備しましょう。勝負は一瞬です。


 いつもコンロ五口くらい欲しいな、ってなる。二口しかありません。


 大物ができあがりました。麺をお湯に投入、ほぐします。どんぶりに牛乳かえし、ニンニク、粉末スープを入れていきます。麺があがったのでお湯をそれぞれの器へ。重いです。混ぜたら麺を分け入れて手早く具材を盛り付けます。お店で盛り付けの手伝いもするのでかなり速いです。できましたー!


「伸びる前にお召し上がりくださーい。私は食べる」


「あ、ずっちー!」


「いただきます……これは!」


「ラーメンですうー!」


 煌めく白い牛乳かえしニンニクスープ、デカデカと乗った鮭の切り身のみりん焼き、野菜もたっぷり!


 コーンが無いのが惜しまれる。


「ずるるっ! ゾバッ! なんだこれあめえ!」


「ずばばっ、ずばばっ……!!」


「お嬢様とはいったい。大きな鮭が助かりまーす!」


 普通に骨がある魚はラーメンに入れにくいけど、ひとパなら関係ないね! ……すでにひとパじゃないけど……。最近は骨抜き鮭とか売ってますね。


 今回でおつまみラーメンまでやろうと思ったけど余白が足りない!


 またね!






 食べるものがないとついついパスタかラーメンになります。



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― 新着の感想 ―
[良い点] ブラックカードスラッシュ、必殺技っぽい響きがとても好きであります。 即席めんアレンジ、ゆで汁捨てるのがもったいないというチキンな理由でいつも作り方通りに収まってしまう(笑) 飽きるとわか…
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