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ひとパ☆  作者: いかや☆きいろ
秋の風
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クリ? もちろん市販品だ! 1

 毎日ありがとうございます。


 最低賃金引き上げた方がいいのかな? 基準が低すぎた。



 秋は食欲の季節。つまりひとパの季節ですね!


 みなさま、ごきげんよう。湊アカネです。


 果物も魚も美味しい季節ですね。皆さんはなにを食べたいですか?


 私はですね……。


「いらっしゃいませー!」


 午後のお仕事がはじまりました。カズコさんがご入店です。


「きたよ」


「いつもありがとうございます!」


 一時間ほどすると置物の二人が来ます。


「こんばんは! 右の置物でーす!」


「左の置物だ!」


「ハイチーズ!」


「マッソー!」


 今日も元気です。五番テーブルが埋まっててもこの二人ならネタにしそうです。なぜか聖域のごとくこの二人しか座りませんけど。


 置物の二人に配膳するといつものように一気にお客さんが入り、入れ替わり、忙しくなってきます。今日は私とケンシくんが接客に入ってます。スズちゃんは外に修業に行くことを諦めたそうで、コノミちゃんが私と入れ替わります。


 いつもの三人が来ました。そしてちょうど開く四番テーブル。常連さんの中で完全にルールができてますね。四番も五番も毎日来るわけじゃないんですがそんな日は埋まってしまいます。ネットワークでもあるの?


「よっすー!」


「来ましたわ」


「にんにん!」


「奥右側のテーブル席へどうぞー」


「おはようございまーす!」


「コノミちゃん任せた!」


「やったります!」


 コノミちゃんとケンシくんで回せるようになってます。コノミちゃんがんばってます!


 いつものように黒いバンダナとエプロンをリュックにしまい、裏から表に回ります。この時の私はマスクに白のワイシャツに黒のパンツ、スニーカーというかっこうです。動きやすいです。私は肘にもまあまあ大きい傷があるので夏でも長袖になります。シャツは緑とピンクも着ます。


「いらっしゃいませー!」


 コノミちゃんはすでにスタンバってます。テーブルに向かうとすぐにお冷やとおしぼりがサーブされます。私に関してはすでにエスパーなコノミちゃんです。


「アカネー、こっちこっち!」


「はーい!」


 いつものごとく四番テーブルへ。私は左側手前の席に座ります。アンナさんが遅いときは右側手前です。左手前だとカズコさんとよく話します。


「秋だねえ。いろいろ美味しくなってくるよ」


「冬に向けて栄養を貯えはじめますからね」


「今月はクリなんてどうだい?」


「いいですねー! お芋も美味しいですし!」


 こういう話をしているとナオコさんが反応します。


「クリパーティーでもするか?」


「タコパもしたいです!」


「いいですわね!」


「秋はたらふく食べたいでーす!」


 そういえばサヨリさんとアンナさんには利害関係がないのでサヨリさんのおごりはアンナさんも受けられます。どんな場合がダメかは難しいですね。日頃のおつきあいの範疇なら問題ないみたいです。そうじゃないとデートとかできませんからね。


「いつもの頼んどいた」


「ありがとうございます」


「おまたせしました、ごはん並と生中四つでーす」


「飲みましょー!」


「かんぱーい!」


 いつもの飲み会スタートです!


「お刺身大でーす」


「いただきまーす!」


 お刺身でごはんから、帰ってひとパです。さて、おなかにごはんを入れたら飲みですね!


「唐揚げ大でーす」


「ライム!」


「レモンですわ」


「ひいぃ」


「レモンでーす!」


「グレープフルーツで」


「三種盛り二つでーす」


「食え食えー」


「エビ天いただきますわ」


「イカ天もらいまーす!」


「唐揚げ最高です!」


 食べているとウヅキさんが話しかけてきます。たいてい料理の話です。


「アカネちゃんさー、栗って一からゆがくの?」


「私は市販の甘栗を買います!」


「アカネちゃんはそうだよねー。使いみちどうすんの?」


「おおむねナッツ代わりです。砕いてソースに使うことが多いですね。そのまま食べたい時はごはんと合わせたりします。ごはんにクリを混ぜて醤油を差すとか」


「簡単〜!」


「物足りなければ生卵も乗せるとか?」


「味が想像つかねー」


「そのまま焼き飯にすればクリチャーハンです」


「すげー!」


「アカネほんとそういうの得意な?」


「なんでも使っちゃうわね!」


「さすがはししょーなのでーす!」


「これはもうクリパ決まりだな!」


「甘栗贈りますわ」


「やったー」


「研究でーす!」


 クリパアンドタコパ、決定です!






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