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おひさま

作者: 雪つむじ

お日様の匂いがすき

だからこんなにも

太陽がニコニコして

風が強くて

何もかも吹き飛ばしてしまいそうなくらい

すっきりしたい天気の時は

思いっきり布団を干しましょう


そうしないと

よどんだ空気も

瘧も

繰り返し繰り返し

部屋の中に漂って

どこにも行き場のない気持ちと共に

いつまでたって居座って


暗くて

暗くて

窓の外に向ける気持ちが

どんどんとすり減って

毎日が

毎日が

ただ流されるものになっていって


もう

お日様の元に出る必要なんて

ないんじゃないかって


毛布と

毛布の間で

ただ丸くなって

冷えていく気持ちを


なんとか温めたいって

思うじゃないか


そんなの

誰も望んでない

ありがとうございました。

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