青い包み紙に入ったドロップス
真矢は妻と二人の子。
家庭は円満。
妻は主婦。
幸せは不満の宝庫。
そんな日に
真矢は難民のことを思い出した。
たまたま明日が父の日だから
真矢は花でも貰えるかと思って、
SNSを見ていた。
そしたら真矢は
難民の子たちが
キャンプで
"生きられて良かった"と
笑う姿が写った写真を見て、
なんだか
自分たちの不満が
かえって不幸と思ったんだ。
だから真矢は
自分の子に
幸せだよって
伝えたくて
青い包み紙に入った
ドロップスをあげたんだ。
明日パパの日なのにいいの。
不思議がるけど、
嬉しがる子供達が嬉しくて、
募金を10円だけした。
カッコつけたくないという見栄。
でも幸せだった。
子供達と世界の子供らが、
繋がった気がしたから。
だから世界、
今日、少し欲を張った
自分自身をありがとうと
言いたくて、
真矢はいつもより、
恐れない自分に気づいた。




