第四話 一日目終了
あれから10分後に黒崎と先生が教室に戻ってきて、それから学校の施設案内を始めた。
この学校には食堂(全無料)図書室、温泉(無料)、生活に必要なものを売っている店(買える個数決まっているが無料)などがあり、ほとんどが無料だ。
その他にも色々あるのだが、今は省略しよう。
施設案内が終了し、次は寮の部屋を決めることになった。
レベル十クラスは一階の部屋で、レベル一クラスは十階の部屋らしい。上級クラスだからと言う理由で。
俺は一番右端の部屋にして貰った。なんとなく入り口から一番遠い部屋の方がいいような気がしたからだ。
寮の部屋は高級マンションの一室と同じぐらい大きくて綺麗だった。
全員の寮の部屋が決まると解散になった。
俺は自分の部屋に入り。自分の好みの位置に家具を配置し直した。
窓脇に置いたベッドに寝転がりながらボーっとしていると、こんこんと言う控えめなノックの音が聞こえた。
誰だろ?
『ご主人様が黒崎さんを部屋に来るように言ったのではないですか』
あぁ、そうだったな。
「入れ」と、声をかける。
キィ~とゆっくりと扉が開き、黒崎が入ってきた。
「あの・・・・・・来ました?」
何故疑問系なのかは分からないが、首をかしげているしぐさは少し可愛い。
『浮気です』
違うよ。
「あぁ、ま、座れ」
イスをさして言ったのに、黒崎は地面に正座した。
「んま、お前呼んだのはレベル十クラス全員の能力値を教えてもらうためだ」
「はい。分かりました。えっと、まず初めは宮坂さんは二百二十で、黒木さんは三千五十。川本さんは五百二十、滝本さんは千六百で、川岸さんは七百十、竹沢さんは千十、北口さんは二千九百六十、安藤さんは千八百です」
「黒木と北口がずば抜けてるな・・・。レベル十クラスじゃなくてもいいから面白い能力を持った奴はいなかったか?」
「えっと、確か、切り離しと、超再生です」
「超再生は分かるが、切り離しってのはどんな能力なんだ?」
「えっと、自分の体のどこでも切り離し出来ます。例えば首から先を切り離したり、腕を切り離したり。他人には効果はありません」
「バ○バ○の実だな・・・。現実にあったらグロいと思うんだが」
「バラ?ち、血は出ませんよ?」
「分かってるよ。もし血が出たら切り離した瞬間にお陀仏じゃねぇか」
「ごめんなさい」
「じゃ、もう帰っていいよ」
「はい。失礼します」
お辞儀をしてから黒崎は部屋を出て行った。
ふう。まったく。今何時だっけ?
『夕方の六時十分です』
ありがと、みう。
じゃ、腹減ってないしもう寝るか。
俺は明日の事を思いながら眠りについた。