プロローグ
「お、おい!何だあれは?」
少年の隣にいた男性が上を見て叫ぶ。
「キャー―――― !!」
男性につられ上を見上げた女性が甲高い声で叫んだ。
一体何が起きていると言うのだ。未確認飛行物体でも空からやってきたのか?と思いながら少年は上を見上げた。
「な、何なんだあれは・・・・・・」
上を見、何かを視認した少年は無意識に声をもらす。
次の瞬間・・・・・・真っ赤に燃え上がった隕石が地面へと直撃した。
21xx年。正体不明の隕石が石川県金沢市の森に直撃した。と言うニュースが世界で大々的に取り上げられた。
だがなぜか隕石の直撃による被害は皆無だった。元からそこにあったかの様に直径2メートルほどの隕石が転がっていただけだった。
それから5年の月日が流れ、世界中で超常的な力を持ったの人々が現れ始めた。
だがそれは何故か、15歳、隕石が直撃した時に10歳以下の人にしか現れなかった。
その超常的な能力とは人それぞれで、瞬間移動出来る能力だったり、発火能力だったりだ。
日本政府はその力をコントロールするための学校を建て、超常的な力を持った人々を集めた。
これは、その超常的な能力を持った人々の中でも異状に強力な力を持った少年の物語である。