気質
昔から変わらぬと思っていた自分が、実は小さな変化を遂げていたと気付いたとき。無性に味噌汁が食べたくなって、カット野菜1袋を茹でた。ついでに玄米・白米・十六穀米を混ぜた飯も炊こうと思い付いた。
昔なら、無性に食べたくなったのは、小さな皿に盛ったチャーハンと春巻き、醤油ラーメンだった。道の途中で見つけた店に入って、常連のようにその空間に身も心も馴染ませ、マイペースに注文し、お茶をひとくち、ほっとひといきついたものだった。
昔の自分から今の自分まではそれなりの距離になったと実感している。その間に、日々いろんな出来事があったことも覚えている。
中には、ぼんやりとしてきたものもある。どうでもいいこと、でもなかったし、たいしたことでもなかった、ということでもなかったが。何だったか。先にできあがった野菜の味噌汁を飲みながら、なぜか一生懸命に記憶の中を歩き回っている。
炊き上がった飯には、梅干しをのせたり、胡瓜の漬物を添えてみるか。
あれは。あれは本当に何だったのだろう。
夕げを食べたら、そのことが鮮明に甦ってくるだろうか。
相変わらず。気になりだしたら無限ループになりがちだ。




