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本日はサードダンジョン攻略の日ですわ。
ゴーレムいえ、機械兵との戦いといった方がしっかりくるかしら。
それぞれの腕に銃とミサイルとレーザーを搭載しているのですもの。
「みんな気を引き締めていこう!」
「えぇ兵器がやっかいですわ」
「んっ予習は万全」
「こちらの世界…いえ兵器って存在するんですね」
「あぁ遠距離攻撃は苦手だ」
「みなさん来ますよ!」
ゴーレムの索敵範囲に侵入する。すると遠距離から攻撃が飛んでくる。
私とミニシアでその攻撃を防ぐ。
その間に皆さんが近づいて倒すことになっていますわ。
まずはリディアがイベントで手に入れた七属性の弓を放ちましたわ。
劣化版の『エレメンタルバースト』といったらしっくりくるかしら?最大ストック数は10。1分間に一本の弓がリロードされますわ。ゴーレムに命中。爆ぜましたわね。
「なんですのこの火力は…」
「うん、びっくりしたんだよ!」
「んっ完全にレーザーだった」
「敵のレーザーも飲み込んでいたです」
「さすが優勝賞品ってとこか」
「みなさん次の敵がきそうです」
その後も私とミニシアで弾幕を張り、リディアが止めをさすという作業が繰り返されましたわ。
楽なのはいいですけどこれでは訓練になりませんわ。
「しばらく封印ですわね…」
「んーそうだね。まともに戦ってみよう!」
「んっ賛成」
「私はこのままでもいいです」
「まぁ楽だけどこっちが暇すぎるな」
「被弾にだけは気を付けてください!」
こうしてやっとまともに戦闘する事になりましたわ。
ゴーレムの銃が飛んでくる。それを避けながら接近。
ミサイルを払い落としながら誘爆に気を付けて接近。
レーザーで薙ぎ払われるのをジャンプして避けながら接近。
なんか別のゲームをしているようですわ。回避力だけは上がりますわね。
全員の武器をミスリル製に変えてからは普通に攻撃も通るようですし、ゴーレム大したことはありませんわ。
ミサイルだけが厄介ですわね。処理を間違えると被弾してしまいますもの。
私達は回避ゲーをしながら、フロアBOSSの扉へとたどり着きましたわ。
この先に待ち受けているのはオルタナ・ゴーレム。人馬一体の機械天兵。
肩からミサイルとレーザーを発射する。羽が生え機動力に優れたボスですわ。
今回はないですが、強化種の『フレア・ノヴァ』は中心にある魔核が赤く点滅を繰り返すと発動するオルタナ・ゴーレムを中心とした一撃必殺の範囲爆発ですわ。
「さて予行練習といったところかしら」
「うん、ランク3の壁の実力見せてもらおう」
「んっ楽しみ」
「みなさん余裕そうで、羨ましいです」
「あぁ予習はばっちりだぜ!」
「バフを乗せます!」
クレハさんの歌声が響き始める。
オルタナ・ゴーレムの索敵範囲に入ると、ミサイルとレーザーが飛んでくる。
対象方法は普通のゴーレムと一緒。糸で弾幕を作り防ぐ。
『黒翼』ランク2になった事で3人まで付与できる事になったそれを、リディアとゼムに付与する。
オルタナ・ゴーレムが空を駆ける。それに追随する形で、皆が飛翔する。
硬い外殻と高速の空中戦。それが中々攻略されてこなかった理由。
飛翔のマントを用意すれば対策はとれますけれど、お高いんですのよね…
その点、うちにはセルフィがいるので、お得といったところかしら。
大剣が斧が槍がオルタナ・ゴーレムの持つ槍と重なり合う。
私とミニシアがBOSSを拘束しようと糸を伸ばす。捉えてしまえばこちらのものですわ。
だが、そう旨くはいかない。糸の動きよりも明らかに早い。
武器は弾かれ、外殻を少しずつ削る事しかできない。
槍で薙ぎ払い、態勢を崩しにくる、そこにミサイルやレーザーが飛んでくる。
なかなかの強敵ですわね。
敵が怯んだすきに『エレメンタルバースト』が放たれましたわ。
あと少し、ボロボロになったオルタナ・ゴーレム目掛けて私たちは一斉攻撃を仕掛けましたわ。
「ランク3になりました。レベルの上限が120まで解放されます。概念の付け替えが解放されました」
ランクアップを告げる。アナウンスが流れた。
「超えましたわね!」
「うん!やってやったんだよ!」
「んっこれで上級冒険者を名乗れる」
「私も嬉しいです!」
「これでやっと攻撃系の概念を使えるぜ」
こうしてランク3の壁、オルタナ・ゴーレムを討伐するのであった。




