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「リディアよ。イベントを開催しようと思う」

「イベント?」

「その名も召喚石ゲットイベントだ!それに合わせてパーティメンバー枠を9枠に増やそうと考えておる。この意味が分かるな?」

「オルタナ!それって…」

「召喚する際は、特別にアレに紐づけてやろう」

「っみんな集めてくる!!」

「なんですの。朝も早くから…」

「んっ睡眠は大事…」

「私なんてさっき寝たばっかだぜ」

「僕は早起きなので大丈夫です」

「私も読書をしていたので…」

「あのね…」

みんなを集めた経緯を話す。それと同時にワールドアナウンスが流れる。

「我はオルタナ。この度召喚石ゲットイベントを開催する。セカンドダンジョンの魔物をランク0でも倒せるようにインスタントフィールドに配置し、フロアBOSSであるゴッドカブトを倒せば召喚石を授けよう!期間は1か月。レベルはランク0レベル1からに制限される。召喚獣用にパーティ枠の拡張を行った。みんなこぞって参加してほしい。詳しくはステータス画面を見てくれ!以上だ。」

「つまり物欲ですわね…さすがオルタナの器になれたわけですわ」

「次のダンジョンの予行練習にもなるし、一石二鳥だよね!」

「運営と結託…やりたい放題です…」

「んっ悪といわざるをえない…」

「まぁくれるってんだから貰っておけばいいよな」

「僕はノーコメントで…」

「だって…だって欲しかったんだもん」

「我は欲望を好ましく思っておる」

「善は急げだよ!早速向かおう」

「いや悪ですわ…片棒を担ぐことになるとは…」

そんな訳でやってきました森林フィールド!セカンドダンジョンの魔物は昆虫型らしい。

素材も普段は手に入らないようなものが配置されているらしく、なかなかに美味しいイベントとなっている。

「んじゃさっそくBOSSを探そう!」

「お待ちなさい!レベル1でどうやって倒す気ですの!」

「まずは素材を集めながらレベル上げなの」

「んっ急がば回れという言葉もある」

「こんなにはしゃいでいるリディアは初めてだな」

「僕が周囲を探索しますね!」

みんなに怒られながらレベルを上げることに集中する!待っててね!召喚石!!

私たちが出くわしたのは蜂型のモンスターだった。

空中に存在するそれを弓矢で駆除していく。やっかいなのはやはり毒針だ。

私たちは状態異常を回復する為に、解毒ポーションに頼るしかない。解毒ポーションにはデメリットがある。使用すると若干の媚薬の効果があり、モンスターを引き付けてしまうのだ。

「んっこれは何というか体が熱いですわ」

「解毒ポーションを大量に用意してはあるけど、使いすぎない方が良さそうです」

「んっ頭がポーっとする」

「毒攻撃は厄介だな」

「みなさん気を付けてください。次の敵が迫っています!」

「次行くよー」

次の敵は蜘蛛型の魔物だった。

「蜘蛛!!」私のテンションはさらに跳ね上がる。

「よーし、落ち着きなさいませ。私が糸で拘束しますわよ」

「んっ同意…」

「一人で突っ込みかねないな」

「3体います。落ち着いて対処してください。」

遠距離から糸が私達に襲い掛かる。それを私とゼムとセルフィで払い落とす。

粘着性のあるそれは武器にまとわりつくとても厄介な代物だった。一旦武器を腕輪に戻し、それを解除する。ちょっとした裏技。

接近し、噛みつき攻撃を避けながらダメージを与え討伐していった。

「相手に使われるとやっかいですわね」

「妨害してくる敵は初めてです」

次に出くわしたのはクワガタ型の魔物だった。

蜂と同様に弓矢で撃ち落そうとする。が、硬い外皮に守られて弾かれてしまう。

このフィールドで一番厄介な魔物だった。私達には魔法的な火力が足りない。

ランク3になったら魔法を付けるのが有効な気がする。オルタナ・ゴーレムには魔法がほとんど効かないのだけれど…今後の課題だった。

2本のハサミで突進攻撃を仕掛けてくる。唯一の攻撃チャンス。側面から糸が伸び魔物を拘束する。

節を狙って斬撃を放つことを繰り返し何とか討伐に成功する。

「硬い敵でしたわね…」

「ゴーレムはきっとこれ以上に硬いの」

「んっいっそハンマーの練習もした方がいいかもしれない」

「そうだな。また慣れるのに時間がかかりそうだな」

「有効な手だと思います。一旦帰還しましょう」

「わかった!みんな頑張ろうね!」

こうして、私たちのイベント初日は過ぎていくのであった。

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