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8話

オレの名前は五十嵐友祈(イガラシトモキ)


二十一才無職


ではなくて


今はソウとマロンの家の家政夫


そして、ソウの助手?


家政夫は職業だけど助手って職業なのか?


まあ、どうでもいいか


ソウとマロンはヤクザに追われてガケから落ちたオレを助けてくれた



ソウはカミサマでマロンはアクマだ



そして、昨日初めての給料をもらったがこれからは銀行振込にするから通帳を作るようにと言われた。そして、住人登録も必要だから、マロンと一緒に役所と銀行に行くようにと言われて、オレは今、マロンと一緒に銀行と役所に向かっている


「なあ、マロン、オレ、この世界で住人登録したら元いた世界のオレってどうなるの?ってか元いた世界のオレって今どういう扱いになってるの?」


ソウが昨日『心配しなくても良いよ、上手く処理できてるはずだから』と、言ってはいたが、詳しくは教えてくれなかった。マロンだったら詳しく教えてくれるかなと思い聞いてみた



「ソウはなんて言ってた?」


「心配いらない、上手く処理できてるって」


「じゃあ、そうなんだろ」


やはり、教えてはくれないんだな


「じゃあさ、元いた世界に、戻ることって出来るの?」


「戻りたいのか?」


戻りたいのか?って聞くと言うことは戻る方法はあると言うことだろうか?でも、戻ったところで借金取りに追われるだけだし、家族もいないし友達だっていない。正直今の方が生活しやすいのは事実だ


「わからない、でも、戻る方法ってあるの?」


「さあ、どうだろうな、あっ、役所着いたぞ」




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


役所で住人登録して身分証なるものを渡された。オレが元いた世界の免許証ぐらいの大きさで顔写真、住所、氏名、生年月日、性別が記載されている。そして、区分と言う欄に(ニンゲン)と記載されている


「マロン、この区分って何?」


「ああ、種族?みたいなものかな、ほら、オマエが元いた世界にもあっただろう?たとえば、日本人とかアメリカ人とか、オマエは人間界から来たからニンゲン」


「じゃあ、マロンはアクマ界からきたからアクマなの?」


「まあ、そうだな」


「ソウはカミサマ界から来たからカミサマ?」



あれっ?ソウってカミサマ?カミサマが自分で宮司をしているのか?この世界の神社ってカミサマが自分で宮司をするのか?ソウはオレに神社継いで欲しいって言ってたけど、オレ継げないんじゃないの?だってオレ、カミサマじゃないもん、ニンゲンだもの


「ソウってカミサマなんだろう?この世界はカミサマが自分で宮司をするの?」


「どう言う意味だ?」


「えっと、神社って神様が祀られていて、宮司さんがいて、巫女さんがいてって言うイメージなんだけど」



「ああ、そう言うことか、ソウの神社にもきちんと神様が、祀られているよ、ずっと昔、この世界を守った偉い人、名前なんだったかな?それは、忘れたけど」

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