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29話

オレの名前は五十嵐友祈(イガラシトモキ)



ヤクザに追われてガケから落ちたオレをソウとマロンが助けてくれた


ソウはカミサマでマロンはアクマだ


ソウの家は神社だ。ソウは神社の仕事の他に居酒屋を二店舗経営している。いわば社長だ。そして、マロンはソウの秘書だ


そして、オレは、ソウに神社と居酒屋の経営を継いでほしいと言われている


その為にオレは大学に通うことになった


そして、大学の入学式でわかったことがある


ソウとマロンはオレが思っている以上にこの世界ではスーパーエリートだということだ


そして、ソウとマロンは死後の世界と行き来できるらしい


そして、オレは、今、衝撃の事実を知らされた


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


オレが巳之松(ミノマツ)さんの子孫?


正当な後継者?


ソウは何を言っているんだ?


オレは頭が混乱していた


「驚いたと思うけれど、ホントのことなんだ」



「……」


「トミさんには、一人息子がいた。だけど、その息子は、人間界で知り合った女性と恋におちて、この神社を継ぐことはなく、その女性と結婚をして、人間界で暮らすことを選んだんだ。そして、ふたりの間に生まれた子供が、トモキなんだ」


「……」


「だから、トモキはこの神社の正当な後継者というわけさ」


「……」


「あと、トミさんから手紙を預かって来たんだ、はい、これ」


オレは、ソウから渡された手紙を読む


『トモキへ

ソウから話を聞いて驚いているだろうね。何にも 教えないで死んでしまって、ごめんね。ソウとマロンは私のことを恩人だと言って、敬ってくれるけど、ソウとマロは、私とトモキにとっても、恩人なんだよ。トモキを事故から助けてくれたのは、ソウとマロンだからね。ソウとマロンはトモキの命の恩人なだ。だから、ソウとマロンを大切にして欲しい。そして大学の勉強と、ソウの仕事の手伝い、両立は大変だろうけど、頑張って、大学を首席で卒業して、東の神社の宮司になって欲しい。これは、ソウと私の願いだよ。




      トミより』



手紙にはそう書いてあった


そう言えば、ガケから落ちて、この世界に来たとき、マロンが『オマエがソウに助けてもらったのは今回だけじゃない、あの事故のときだって、、』と、言っていたな


オレは二度もソウに命を助けられったってことなんだな


「ソウ、マロン、オレの命を助けてくれて、ありがとう」


「お礼を言われるようなことではないよ。トミさんの孫だから助けったて言うのもあるけれど、ボクの本来の仕事は人を助けることだからね」


「オレは、ソウの指示に従っただけだから、別に助けたくて、助けたわけではない」


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