23話
オレの名前は五十嵐友祈
ヤクザに追われてガケから落ちたオレをソウとマロンが助けてくれた
ソウはカミサマでマロンはアクマだ
ソウの家は神社だ。ソウは神社の仕事の他に居酒屋を二店舗経営している。いわば社長だ。そして、マロンはソウの秘書だ
そして、オレは、ソウに神社と居酒屋の経営を継いでほしいと言われている
何故ソウはオレに神社と居酒屋の経営を継がせたがるのか?その理由だけは聞いても良いんじゃないかとは思っているが結局は聞けないでいる。その間にも月日は流れ、とうとう大学の入学式の日がやってきた
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オレの目の前には巨大な建物がそびえたっている
「ここが、これからオレが通う大学?おっきいね」
「うん、ここは超有名な大学だからね」
ソウが言う
「真面目に勉強しろよ、オレとソウと同じくらいのスピードで卒業しろよ」
マロンが言う
「えっ?どう言うこと?っていうか、マロンもこの大学の卒業生だったの?それに、同じスピードって何?」
ソウが、この大学の卒業生だと言うことは、前に聞いたことがあったが、マロンもここの卒業生だと言うことは今初めて聞いた。それに、同じスピードってどう言うこと?
「マロンも卒業生。それに、この大学は飛び級できるからね、ちなみにボクとマロンの記録が最短で、今もその記録は破られていないよ」
そんなの無理に決まってる
「マロンの言うことなんて、気にしなくて良いんだよ、きていの年数で卒業できれば良いからね」
オレたちがそんな話しをしていると、いつの間にか、周りにたくさんの人がいた
えっ?何?どう言うこと?
周りの人たちが何かひそひそと話している
『あれ、ソウさまとマロンさまじゃない?』
『やっぱり、二人とも素敵だね』
どうやら、ソウとマロンのことを話しているようだ
確かにソウは可愛いらしいし、マロンはカッコいい
「ソウさまとマロンさまは有名人ですからね」
声がしたほうを向くと、西澤さんが立っていた
「この大学で学んで、神職を目指そうと言う者で、ソウさまとマロンさまのことを知らない人はいません」
えっ?そうなの?ソウとマロンってオレが思っているよりも、はるかにすごい人たちなの?
ん?人?あっ、カミサマとアクマか
まあ、どっちにしても、ソウとマロンは本当はオレなんかが、気安く親しくできるような人物じゃなかったんだな




