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後後52 巨大戦艦?


今日は朝、野菜取りに行き、森に肉を取りに行き、午後は生け簀の魚を補充するために川の上流に魚を取りに行った。

上村の養殖魚でもいいが取ったてくるほうがうまいぞ、とシューレが言うので川で捕る。撒き餌して網を使って。

その魚を生け簀に入れてから野菜を見て回り、ちょうどいいのがいくつかあったので採って帰ってきた。

うむ、完全に食材調達係だなー、おまけで味見係があるようなもんだわ。


夜のトリミング以外にはもうモフ達とあまり接触する機会はなくなっている。

俺らが旅に出ているときに太狼達が作った上の子達が下の子達を見るローテでうまくまわっているので、余計なことをしないほうがいいのだ。

泣く泣くトリミングのみに専念することにした。

でもそれだけでも十分天国だけどね♪




暇な時は研修生のやっていることを見ているが、どんどんうまくなっているのが俺でもわかる。

人狼につられてなのか、ひとのほうも異常なくらいに伸びている。

あ、もしかして大精霊効果?近くに居ると影響受けるとか?


「あ、気づいた?」シェーレ

また心読むぅ、、

「あっはっは、特に私に関したことは勝手に流れて入ってくるんでしかたがないw」シェーレ

そんなもんなんか?


「最近、シェーレはたまに口出す以外はほとんどみているけど、飽きない?」俺

「あー、あきないぞ。ほれ、、あれだ、、子供や子猫を見ていると飽きないだろう?」

そうなの?、、あー、子猫はそうかもなー、人狼の幼い子なんかも面白いよなー、、

「そういうのと一緒だなー。見ていて面白い」

ふーん、、、


ひとの子供に関しては、育てたことが無いとその面白さはわからんかもしれないので、ガクがいまいちわからんかったのも仕方がないかもしれない。

人狼の子は猫の子に近く、なんでも興味持ち臭いをカギ、いじくりまわし、なんかあると驚いてびっくりするほど跳びずさり、ぼん!と毛が立ってわさわさになった尻尾を出す。見ているだけでおもしろく、飽きないのだ。


桁違いに長生きしている精霊、しかもいろいろ育ててきた大精霊なんだから、その見ているだけで面白い子達を見ているようなもんなのだろうかね?



王宮から小館にも乾物の生産命令が出たみたいで、村長から各担当に指示があったとのこと。

シューレも研修の間に乾物を作る作業を入れた。

と言ってもさほど研修の障害にならない。

野菜は洗って、葉物は一枚一枚に分け、根菜や瓜系など太いものは薄く切り、それをまとめて乾燥小屋に俺と泉さんが持っていって乾燥しやすいように並べる。

肉は研修生達が捌いて丁度よい大きさに切り、燻製炉に、やっぱり俺らが入れる。

魚もは開いて天日干し。俺らが並べる。

外に出る作業は俺らが全部。


「あとでいいこと(干す作業等)は後でいい。知っていたほうが切り方なども工夫しやすいが、特に料理全般に関わることではないからな」とのこと。

燻製屋じゃないからね。


まぁ、でも、これら生産物の納入後ほどなく出港するんだろう、、もうすぐだなぁ、、2ヶ月無いくらいか?


ーー


それから数日後、領主様に呼ばれ、領主様と泉さんと俺の3人で王宮に行った。

艦隊出港後、俺達がゲートで向こうに移る時期などを話すため。

また、出来上がった艦は皆試運転を完了し、上モノも全て装備し終わったので、チェックをしてほしいとの要望だ。

多分そっちが本命かな。

細かいところまで福田さんと大田さんが行っているとのことなので、ほんとになんか気づいたら、ということなだけなのだろう。気は楽だ。



王都で少々ミーティングした後、2日かからずに港に着いた。ここの街道はすごくなっていた。

片側3車線?w 

一番中央側は飛ばせる飛ばせる!

高速並みに内側には人や遅い車両が基本入ってはいけないことになっているらしく、先触れなしでどんどん飛ばす。なので、倍以上早かった、、3倍くらい?


そんでも港に向かう物量が半端なかった。左端の車線には延々と荷馬車が連なっていた。



俺らが到着すると、福田さんと大田さんが出迎えてくれた。

港の埠頭まで来ていた。


将軍が側にきて

「どうよ!」

とものすごくドヤ顔


めのまえのものを見て、あっけにとられる俺

・・・・・・・

・・・・・・・

「あれ?どう、ゆー、こ、と、っすかーね?」俺

将軍が福田さんに振ったらしく


「ああ、えっと、これが最後にできた艦で、、旗艦になる”武国”だ。これには魔術師達の多大な協力があった。

こっちから逃げた魔術師達は、皆農国や日のいずる国の王宮に保護され、それらの国で普通に暮らしていた。今回、同盟を組み、遠征のことで新艦のことを将軍様が得意げに吹聴しまくったんで、両国の王様達が協力しようと魔術師達に相談したら、戦闘は無理だが、船を作ることには協力できるだろう、ということになり、、、」

大田さんに代わった


「ほら、物理的に竜骨作る材料とか厳しいだろ?それを魔法でうまくやってくれ、しかもこっちには巨大クレーンなんか無いんで、それも手伝ってくれた。上モノでも大砲はやっぱり魔術師達の協力なしでは搭載など到底無理だった。

おかげで、全て終わってから彼らは1週間は動けなかったねw

すごかったよ、やっぱ異世界最高だな?」

いや俺みてねーし、、俺にはモフが有ればそれだけで異世界最高だし、、、



どう見ても、デカすぎ、、あれだよ、、あの日本の沿岸フェリーあるよね、自動車とか運んじゃうやつ、東京から九州とかへ行くやつ。

さんふらわーとか言う名前だったっけ?

あれなみの大きさあんじゃね?いや、あれの2/3くらいかな?でもこの時代の船じゃありえない。しかも巨大砲搭載だよ?

大砲封印だったんだよね?ああ、海戦だからいいのか、、、武士の出る幕無い戦いだからな。

基準がおかしいけどw


「さぁ、中を見るぞ!!」

将軍の声に促され、俺らは中に入ることになった。


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