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後後48 ”面白い度8ですよ!!”


王都のケーキ屋

農国から来てくれたケーキ屋の本物はうまかった。

紅茶と一緒に食べさせたら、将軍様も領主様もうまいとわかったようだ。

多分、いままで緑茶で食べてたとかじゃないかな?


農国から来たケーキ屋の和風ケーキは、それなりに美味しかった。

俺が居た世界のケーキのあんこや抹茶やきなこを使ったケーキに近い。

だが、

武国人のケーキ屋(和風けーきのみ)は、和菓子に洋風を加味して失敗しちゃった、てへ♪


なので、

農国から来てくれたケーキ屋の食事のほうを試してみた。

まず

ふつーのシチ。


「煮物とは少し違い、汁の方がメインかな?具は汁の味を出すためのもの、みたいな感じです。勿論具を食べてもうまいです。ごはんよりパンがあうと僕は思いますが、好き好きでしょう」

と解説。


将軍様と領主様は最初パンで食べてみて、それからご飯で食べてみていた。で、パンに戻った。

つまり両人ともパンのほうが合うなーと思ったのだろう。


次に、クリーム系シチ。牛乳系にあまり慣れていない武国人。どうだろう?

泉さんは本体のほうが慣れていたし、俺も向こうでは普通だったし。生粋の武国人はどーなのだろうか?


匂いで、うっ、となった様子だが、流石に匂いだけで忌避しない。んなくらいで逃げてたまるか!ってなところなのだろうか?w


将軍様、鼻つまんで食べている。けど、何口か食べたら少し慣れた様子で、、、

領主様はそんな将軍を尻目に、なんとも思っていない様子を見せ、パクパク食べている。


(あー、領主様もあれだ、我慢してるなぁ、、)泉さん

(ですねー、目が結構来てましたね最初w)俺


でも食べ終わる頃には慣れた様子で


「慣れたら食える。もっと慣れたらうまいかも?」と、2人とも。

「でも、ふつーのシチのほうが、いいかな」


次にパスタ。

最初はトマトソース。

次にペペロンチーノみたいなの。

次に、ベーコンときのこ。

で、

グラタン。


全部ひと皿を4人で分けていたので、少しづつだが、流石に最後になったときはかなり満腹だった様子。

こっちの人は、見た目江戸期の日本人みたいだけど、今の日本人ほど食わない。江戸期の人たちもそれほど食わなかったのかな?と思って泉さんに訊いたら、

「ああ、そんな食わないぞ?そうだなぁ、、、一回で、そば一杯でもどうにかなってたぞ?」

あれ?


「それは、びんぼーだったから?もしカネに不自由無かったら?」

「あー、、そば3杯くらいかな?」

くうじゃん、、

(実際は、一般人達はそんなに食わなかったようです。江戸時代くらいまで)


結局

「試食というより、あれだな、新しい料理に慣れさせた、みたいな結果になったな♪」笑う泉さん

微妙な表情の2人。


「僕ら、武国飯も農国飯も両方共食べますが、もし両方あってどっち食べる?となったら、大体農国飯を選ぶと思いますよ?あと、他に南部の飯もあるし、、あれも慣れたら病みつきw,慣れるまで死ぬ思いするけどw」


・・・・・・

「食い物って、、なんか、、すげぇな?」将軍


「たかが食い物と舐めたらいかんですな。なにせ精霊たちはそれのみ、なんですよ?」泉さん


確かにそれ以外の精霊って見たこと無いな?聞いたことは海の精霊の話だけだけど、、あれだっていざうまい食い物食わせたらどーなることなのか?

食わせてみたい気もするw

スクレ、試してみりゃよかったのに。(スクレは海の妖精に会ったことある)



あ、

「ん?なんか?」泉さん

「ああ、、なんか、気づいちゃった」俺

「何に?」

「いやさ、、


丁度食後の茶をのんでまったりし始めた所だった。


「俺、こっちきて、日本の昔と同じなだけ、だと思ってたんですわ、、最初のころずっと。村か、領都くらいしかしらなかったし、領都だって少ししか滞在しなかったんで町中なんかほとんど知らなかったし。

なので、獣人もエルフもドワーフも魔法も魔獣も、いないんだろーなーないんだろうなー、とか思ってた。」

「ああ、で?」


「で、攻国占領地に行き、はじめてモフに会った。そのおかげでいまモフ☆モフまくり?」

「だな、で?」


「今度は農国やらたくさんの国に行って、魔法見たし、なにより精霊達、しかも一回では無く、別々に、たまたま、何度も会う機会が会った。」


「ほう、おまえが外に出ると、おかしなことが起きるってことだな」泉さん

「は?いつも泉さんと一緒ですよ?もしかしたら泉さんにその気があるんじゃないですかね?俺、今までの事振り返って、そっちのほうっぽいっって。ですよね?」

くっ、、、自分が自分だけに、、うまく言い返せていないw


「たしかになぁ、、おまえら、おもしろいなぁ、、」領主様

「いや、、他人事ではないですよ?」俺

「そうだなー、俺らの主様だから、これからも尻拭いを・・」いずみ

・・・・・・・・・・「それは、、我が主である将軍様に譲ろうかと、、」


「あ!てめっ、きたね!こういうときだけっ!!!」将軍

「おまえいつもそーだもん、おいしいとこだけなぜかおまえんとこに行くの、なぜ?なぜなの?」涙目将軍

なんだ、昔からなのかー


日頃のとかいい出しそうだったけど、さすがに言わない領主様w


「まぁ、、面白いことが好き、だから、でしょうかね?」

「・・そーだったなぁ、、なんでも”面白い度いくつ”とかに換算していたもんなー」しみじみ言う将軍


ぷww

「「面白い度wwぷwっw」」俺と泉さん

「将軍様!何昔のこと言ってんですか!!!」

「い?今だって言ってんじゃん」ばらす将軍


「で、モフ神だって、”面白い度8ですよ!!”とか言って持ってきたんじゃん」ばらすばらすw

「・・・・・」


あきれる俺ら。


「馬車の時は10だって言ってたろ?確かにあれは満点だったなー」更にばらす!


「馬車レースのときは

「わかりましたからっつ!!もうそのへんで勘弁してくださいっつ!!!」


スッキリ顔の将軍


こいつら、、、


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