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希少な魔法の弱者の勇者  作者: スーパーボール
2/5

密林にて

目を覚ますと俺は、上空にいた。


「⁈」


多少驚いたが魔法ででかい板でも出しゃ空気抵抗がどうたらでなんとかなるはず!

そんな希望を抱き板の氷をイメージして具現化させる、出てきたのは…


板チョコサイズの氷だった。


「あ、氷河君聞こえてるー?」


こやつ!脳内に直接‼︎


「てめぇこのやろ!なんだこのしょぼい氷は!」


「でかいの出せたとしてもそれじゃ無理でしょwまぁまぁ、着地は安全にして上げるから安心しなよー」


そう聞いて安心したが、怖いものは怖い。今すぐあいつの頬を引っ叩きたいものだ。


「下ろしたらもう手助けは滅多にしないから気をつけてね?じゃあ、あ忘れてた、これあげるよ」


そう聞こえた後目の前にバックが出てきた。


「サバイバルに役立ててくれたまへ!じゃあ今度こそ頑張ってねー」


無事着地した後、声を張り上げる。


「ちょっと待て!このクソみたいな魔法の説明をしろ‼︎」


シーーーーーーーーン


諦めてバックの中身の無事を確認する、どうやら無事らしい。

バックの中身は、ナイフ、パン1食分それと原始人が火をつけるようなやつ。

これでどうしろと?てかせめてライターよこせよ、愚神。


「・・・まず、人探すか」


と言ってもここは密林、はっきり言ってサバイバル経験など皆無な俺にはなかなかの無理難題だ。


「夜まで待つかぁ…」


俺は冷蔵庫で作れる程度の大きさしか出せない氷で夜まで遊ぶことにした。

夜になれば北極星で北の位置が知れる、尺の形をした正座の近くらしいので探したらわりとすぐ見つかった。


「・・・夜歩くのはまずいかな?」


暗い夜道、歩くわけにもいかず北の方角にある木にナイフで傷をつけまくって寝ることにした。

1〜2時間経っただろうか、草をかき分ける音とうなり声が聞こえてくる。俺は咄嗟にナイフを構えて臨戦態勢を取っていた。


ヴァウ!という鳴き声とともに現れたのは、狼とヒョウをごっちゃにしたような形容をした獣だった。

次の瞬間に俺に向かって飛びかかってきたその謎の生物は光に包まれ、俺を噛む前に煙状になって消えた。


「¥5・1€8○:8÷?」


何やら訳のわかってない俺に、可愛い声が何やら訳のわからないことを言ってきた。

少し時間が空き、魔法陣が出たかと思うと。


「あ、あー、伝わってる?伝わってるなら無事で何よりだったわ」


え、何それ便利な某コンニャクかよ。


「あ、あぁ俺は大丈夫だけど…君は?」


「そんなことより私の拠点に行きましょう?ここじゃまた襲われるかもしれないし」


そう言って連れられて少し歩くと明かりが灯ったテントが一つ佇んでいた。


中に入って恩人の顔をじっと見る、金髪に青眼それとエルフ耳という3コンボだった。

慎ましやかな胸もこの3つを強調してる。


「君、もしかしてエルフ?」


ゲームの知識だ、後この展開の常識でもある。

そんな俺の一言を聞いた彼女は急いで耳を隠した。


「ごめんなさい…不快にさせてしまったかしら?」


露骨に落ち込んでしまった・・・


「不快?とんでもない!最近不幸なことばっかだったから地獄で仏に会ったようだよ!」


「ホトケ?まぁわからないけど、私はコネー・イリオスよ、取り敢えずよろしく」


「おぉ!俺は氷室氷河よろしく!」


「ヒムロ?珍しい苗字ね、言葉も通じないようだし…」


「あぁ俺異国出身なんだ」


「言葉が通じない様な遠くから来たの?」


「お、おう、まぁね」


こんな感じで彼女一通りの情報を教えてもらった。

ここはテミオスという国のちょいハズレの森で彼女はそこのお姫様らしい…


「姫って、そんな人がなんでこんなところにいるんだよ?」


「うーん、強いていうなら逃げてきたからかしら?」


さらっとえげつないこと言うな、このお姫様


「元々はテミオスの姫だったんだけど5年前、ヒトに占領されたのよ、それからヒトによるエルフへの差別が始まって姫の私も…だから逃げてきたの」


「・・・聞いちゃまずかった?」


「ううん、大丈夫よ。そういえば貴方異国から来たって言ってたけど魔法は使える?」


「・・・使えるぞ・・・?」


「なんで疑問系なのよ・・・なんの魔法?雷?炎?水?」


「氷」


彼女の表情が驚いた後に真剣な顔になった。

何か物ありげな表情だ。


「貴方、私たちを救ってくれない?」


「はぁ?」


「伝説があるのよ、エルフの一族が危機に陥った時に氷の魔法を使えるヒトが救ってくれるって」


「まぁそりゃ吝かでもないけどさ、力になれるかわからんぞ?てか伝説なんて当てにするなよ・・・」


「そもそも氷魔法なんてレアすぎて滅多に見れないんだから信用できるわよ!ねぇねぇその氷魔法見せてくれないかしら!」


「いいぞ」


手を前に突き出して魔法陣を出す。

アルファベットの羅列が腕全体を覆い尽くして・・・


ポフッという音とともに冷蔵庫で出来るような氷が出て来た。


「・・・これだけ?」


「これだけ」


「これだけかぁ」


「これだけだぁ」


無言の時間・・・やめて!可愛そうなものを見る目で見ないで‼︎

子供の目の前で着ぐるみの頭引っぺがしたみたいな罪悪感があるよ!


「ま、まぁこれから強くなっていけばいいじゃない!大丈夫よ!」


「それ、親が50m走びりっけつだった息子に言うやつですよね・・・?」


「ま、まぁまぁ、取り敢えずうちに帰りましょうかもうすぐ明け方だし。」


慰められる様に俺はイリオスに連れて行かれるのだった・・・


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