表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/57

救いの神あらわる?

誤字脱字は無視して下さい。

ノヴァ少年と少し揉めたけれど、それ以外は特に問題は起きず、順調に厨房へ向かっていると私の鼻は判断した。そう、食欲を刺激する美味しそうな香りが漂って来たからである。

廊下の角を曲がると、複数の人の話し声が聞こえて来る。


「おいっ!新入りぃ~塩の残りが僅かだから、倉庫から取って来いっ!」


「分かりましたっ!」


「それからパウロ!盛り付けは美しく、華麗にしろっ!坊の奥方になられた方の食べ物だからなっ!さっきの奥方への膳の盛付け、直して来い!」


「了解でっす!」


次々に男の人の声で、厨房を出ていく人が居る。


「親方凄い張り切ってんな~。どうしたんだ?あれ…」


「ああ、昨日の夜の食事でアルビオレ様の奥方様になられたツェツィーリア様が、親方の作った料理を美味しそうに食べて尚且つ、お代わりまでして下さったのが、嬉しかったんだろ?」


「へえ、そりゃあ親方が喜ぶのも無理は無いな~!親方は美味しそうに食べて貰うのが、大好きだからな~。しかもお代わりまで……か。親方が気に入る訳だ」


何だか、聞いていて申し訳なくなるな…。食い意地が張ってただけなんだけど?


「いやあ、貴族の方々は澄ました食べ方をするからなぁ……後、食べ残しとかするだろ?ありゃ駄目だね」


「そうだな、俺達が一生懸命作ったものを残されるとか、嫌だよな…」


「おいっ!そこのデコボココンビっ!油売ってる暇があんなら、野菜の皮剥きでもしろやっ!」


「「へっ、ヘイ親方!!」」


私の近くで喋っていた二人組が、慌てて厨房の奥に去って行く。ナイスタイミング♪親方グッジョブ!

私が近くに誰も居ないのを確認しながら、食べる物を物色して居たら、背後から恐ろしいでダミ声で話し掛けられた。


「コルァァァ!てめぇ誰だ!」


「えっ…と…あの、わ…わた…ぼ…僕ですか?」


「あん?てめぇ以外居ねぇだろうがぁ!さっきから、チラチこっちを窺ってたろぉ?」


あうっ…。バレとりますがな。どうやって誤魔化すべきか?確かこのダミ声……親方と呼ばれてた人だよ。

親方って呼ばれてるからには、一番偉い人だよね?私の話を聞いてくれるかなぁ?


「あのですね……お腹が減りすぎて…ですね…その…………」


ヤバイ、上手い言い訳が思い付かない。焦る私のピンチを救ったのは、またもや私のワガママストマックであった。


ギョググググ~ガルルルル~……クキュウ~………。


親方は一瞬、驚いた後豪快に笑い出した。私は二度目なので、笑わないかわりに今度は恥ずかしくなってしまったのでした。

私が真っ赤になってうつ向いていると、親方は目の端に涙を溜めながら、話しかけて来ます。そんなに可笑しいのかしら……?


「ガハハハハ…口より俊敏に明確な意思を伝えて来やがるなぁ!ガハハ…しょうがねぇなぁ。ほれ、これでも食うかぁ?」


親方が取り出したのは、サンドイッチだった。肉厚のハムに、シャキシャキレタスが挟んである物と、卵とキュウリを挟んであるサンドイッチが、それぞれ三切れずつお皿の上に乗っていて、中々にボリュームがあった。

そう、あった………過去形である。


何故かと言いますと、私がサンドイッチを視界に捉えた直後、まだ親方がお皿を持って居るのにも関わらず、かぶり付いたからである。

それほどにも、私は飢えていたのである。



サンドイッチを飲み物を飲むようにゴクリと平らげて、人心地がついた私に親方は再度聞いて来ます。


「で、結局てめぇは誰なんだぁ?賊…とかじゃ、ねぇよねな?ガハハ…腹ペコの賊何て聞いたこともねぇしな…格好からして……領民かぁ?」


今度こそ大ピンチだったのだが、良いタイミングで先ほど厨房から出ていった人が、大騒ぎで戻って来た。


「おっ親方っ!大変です!」


「なんじゃいなんじゃい。そんなに騒いでよぉ…?どうしたんだぁ?」


「…………またあの愛妾が、親方の作った肉料理を食べたく無いと言ってます!本日は魚料理が良いと、騒ぎ始めました…」


「またかぁ!?この間は魚は嫌だとほざいてたじゃねぇか?あんのワガママ女ぁ~!!」


親方は拳を握ると、勢い良く降り下ろしていた。殴りたいけど、殴れないからストレス溜まりますな…。

私は親方の注意がルルさんの話題になったのを、良いことに厨房から、脱兎のごとく逃げ出した。

ルルさん…貴女は最高ですよ!私の女神か、救いの主か?

ただし、食べ物にケチを付けるのだけは、駄目ですよ!作ってくれた人にも、食べ物にも悪いですからねっ!もし会うことが出来るなら、バシッと言ってやりますよ、ええ。会えればですが…。



私は決意を新に侯爵邸を後にしたのであった。





































3DSのステラ○ロウってゲームが、面白すぎます。

面白さを自重してくれないと、私の寝不足が続きます。仕事に行くのが、本当に辛いです…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ