15歳の恋が、最後の恋…
今、輝夫、病床にいます。2週間前から…
高校近くの桜並木の
河のほとりで僕らは出逢い
片恋だったが、何より深いまるで暗号のような会話の中で
それでも成立していた15歳の恋
どんなに求めど焦がれても
あの日の夕日は帰ってこない
嗚呼、永遠の憧れの君よ
永い人生の旅路で再び巡り合った時、
威風堂々と瞳をみつめられるように
ノスタルジでなく、未練でなく、
確かでなく、
余韻でなく、
想い出でなく、
『今』であり、
『未来』である
『無』であり
『有』である
「こんな時、君ならどうするだろ」「なんていうだろ」
原点回帰、今瞬、生まれた自らに捧ぐ ほんの永久の思考過程の 一片
詩とはなにか、少し見えてきた、プチ寝たきりの僕(笑)