#1 先生達の裏側
〈職員室〉
黒雲、白上、廃藩この三人は隣同士の席順である。
三人は仕事をしつつ、時折談笑を深める仲である。
黒雲はコーヒーを一口含む。
黒雲「おえっ!にっがぁ!」
その隣で白上はちゅーちゅーとオレンジジュースを飲んでいる。
白上「無理して大人っぽく振る舞うからですよ〜」
黒雲は少し悔しそうに白上を睨む。
黒雲「なぁー!ケボ!望絵酷くなーい?ねぇ〜…」
廃藩はヘッドホンを耳につけ、音楽を聴いているため聞こえていない。
黒雲は不満顔でコーヒーを見つめているが突如、黒雲の席の前から腕が伸びてくる。
琵琶「砂糖あげるから、おとなしくしなさい」
琵琶は黒雲の机にスティックシュガーを置くと仕事に戻る。
黒雲「…ふぁ、あぁ〜…琵琶先!神!仏!サンクス!」
琵琶は微笑むと黒雲と白上の間にお菓子の籠を置く。
琵琶「そう言われると悪い気はしないね。2人でお食べ。」
黒雲と白上は目を光らせて一つでも多くお菓子を食べようと手を伸ばす。
白上「これ、私の!」
黒雲「ずりぃぞ!じゃあ俺これ!」
2人の間から手が伸びる。そしてその腕を辿ると廃藩が無言でお菓子を一掴み自分の席へ持って行く。
黒雲「おい、ケボ!これは俺ともっちゃんにって!琵琶先が!」
廃藩「僕が食べちゃいけない理由にはならないね。」
白上はお菓子とジュースを行き来するその背後で廃藩から黒雲はお菓子を取り戻そうと奮闘する様子を肘をつきながら琵琶は眺める。
琵琶「……本当に、仲が良いね。」




