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どんなお土産よりも

作者: 本羽 香那


 君に沢山のお土産があるんだ

 そう言ってまず渡してきたのは

 真っ赤な薔薇が108本もある花束

 なんて華やかなお土産なのでしょう


 君にこれを合わせたい

 そう言って渡してきたのは

 そこでしか作られない生地で縫われたドレス

 なんて趣のあるお土産なのでしょう


 君にこれを味わって欲しい

 そう言って渡してきたのは

 私の地域では飲めない珍しい紅茶

 なんて香ばしいお土産なのでしょう


 君にこれが似合うと思ったんだ

 そう言って渡してきたのは

 貴方の瞳と同じ色に輝く宝石のネックレス

 なんて神々しいお土産なのでしょう


 君とまた共有したいと思ったんだ

 そう言って最後に渡してきたのは

 出逢いのコンサートで聴いた

 あの音楽が流れるオルゴール

 なんて美しいお土産なのでしょう


 本当にどれも素敵で

 一生大切にするものになったけど

 1番嬉しかったのは実はどのお土産でもないの


 私にとっての1番のお土産は『貴方』

 無事に帰ってきてくれて本当にありがとう



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― 新着の感想 ―
たくさんの素敵なお土産が一つひとつ紹介されていくところから惹き込まれ、ラスト二行に胸を打たれました。 それが、何よりのお土産ですね。素敵な詩を読ませていただき、ありがとうございます。
ホントそれ( ˘ω˘ )
 土産話と、それを語ってくれる時間。  そしてふたりでいる日常が戻ってくること。  ですね。
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