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プロローグ・前編


とある病院の個室。そのベッドの上でたくさんの医療機器に繋がれた私は、息も絶え絶えといった感じで、沈痛な表情を浮かべながら傍らに立っている医者の先生に問いかけた。


「先生……一応聞きたいんですけど……私の家族は……?」

「…………」


 先生は何も答えなかった。その代わりに首を横に振って、私の身内が誰一人病院に駆けつけていないという事を暗に告げる。

 状況から察せられると思うけど、今の私は死の淵にいる。小学五年生の頃に不治の病が見つかって、それからずっと入院しているのだ。

 それで、結局治療法も見つからないまま、こうして人生を終えようとしているわけだけど……そんな状況になっても、両親も兄弟姉妹も顔を見せやしない。普通なら何て薄情な家族なんだと思うんだろうけど……。


(まぁ……だよね。何となく予想してた)


 私は自分の家族と上手くいっていなかった。これと言って珍しい話じゃない、家族間で姉妹格差があったってだけの事。

 どこの家庭でも、見た目が良くて愛嬌のある子供の方が可愛がられると思うけど、私の双子の妹である高坂由衣(こうさかゆい)は正にその典型みたいな子だった。

 髪も艶やかで鼻や口が小さく、目もパッチリと大きい、それこそアイドル事務所からスカウトが来るくらいの美少女で愛想まで良い、周囲から愛される要素が詰め込まれたかのような子だ。

 そんな妹と容姿から性格まで、何から何まで似ていない私は、昔から目つきが悪くて可愛げがないと、実の両親からよく言われてた。


 物心も付いていない時からあんまり泣かなかったとか、構おうとしても素っ気が無かったとか、そんなことを両親から恨めしそうに言われた時は、「いや知らんがな」と反論したくなったものである。手の掛かる子ほど可愛いというタイプなのかもだけど、別に不愛想を気取っているわけでもない。私は生来こういう性格だ。

 まぁそれだけなら、私と両親の不和は実に小さな問題で収まったんだろう。しかし由衣はそこに目を付けたみたいに、私と周囲の溝を的確に深めるような言動を取るようになった。

 例えば、両親が買ってきた服で私が気に入った物があって、それを愛用していると。


『お姉ちゃんの服の方が可愛い! ズルい! それ私に頂戴!』


 なんてことを言ってきて、私から服を奪い取ろうとしてきたことがあった。

 服だけじゃない。お気に入りの人形も、髪留めも、文房具も、私が気に入った私の物に限って由衣は欲しがった。

 もちろん、私は拒んだ。なんで私のものを、それもよりにもよってお気に入りの物を渡さないといけないのかと。しかしそうしたらそうしたで、由衣は火が付いたみたいに大泣きして駄々をこねる。その執着はもはや異常と言っても良いくらいだった。


『我儘を言わないで由衣にあげなさい! お姉ちゃんでしょう!?』


 それを見た両親は当然のように私を責め立て、私からお気に入りの物を奪い取って由衣に与えた。

 同じ日に生まれた双子なのに姉もクソもないと思うけど、私の意思を蔑ろにして由衣の我儘を棚上げしまくる両親にはほとほと愛想が尽きたものである。

 しかもこれはまだ序の口で、由衣が台所で悪ふざけして皿を割った時なんかも酷かった。


『違うの! お姉ちゃんが台所でバタバタして割っちゃって……! 私はダメって言ったのに、全部私のせいって……!』


 そうクスン、クスンと泣き出す由衣を初めて見た時、私は唖然としたものである。

 台所で暴れてたのは由衣だし、その時私は台所から離れたリビングに居た。どう考えても私が皿を割ったって言うのは無理があるのだが……。


『どうしてそんな酷いことが出来るの!? 自分が悪いことをしたのに、妹のせいにするなんて!』


 怒鳴られて引っ叩かれたのは、なぜか私だった。

 冷静に考えれば私が無関係だと分かるはずなのに、あろうことか両親は由衣の言い分を全面的に信じ、私が悪いと決めつけたのだ。

 とまぁ、こんな感じのことが家の外でも繰り返され、私は学校でも孤立。教師も近所の大人も由衣の味方で、両親も義務感や体裁だけの為に私を育てるようになった。


 それは、私が治療できない難病にかかり、余命宣告を受けて病院から出られないと告げられた時、あからさまにホッとしたような顔をしてたことからも明らかだと思う。

 こうして死にそうになっても見舞いにも来ないんだ。両親にとって、私がどれだけ煩わしい存在だったのかがよく分かる。実際、治療を探して駆けずり回る訳でもなく、ただ延命治療だけを病院にさせてるみたいだし。


 だから私も、家族に対して何の期待もしていない。今更見舞いに来られたって不気味なだけだし、死に際にまであの人たちの顔なんて見たくもない。

 むしろ駆けつけてこなくて良かったとすら思っている……そんな私にも、心残りくらいはある。それはベッドの脇で開きっぱなしになっている、図鑑に載っていた。

 この病院には、入院している子供が退屈しないように、絵を描くために紙や鉛筆、たくさんの本が置いてある共有スペースがある。そこには図鑑も大量に並んでいて、スマホやゲーム機みたいな時間を潰せる物を買い与えられず、小学校から入院をしている私にとって、唯一の心の拠り所だ。


 その共有スペースで私は動物図鑑ばかりを読んでいた。哺乳類だけではなく、虫から魚類、鳥類に爬虫類に両生類に至るまで、とにかく色んな生き物が載っている本が好きだった。それこそ、わざわざ借りた図鑑を病室まで持ってきて、夜中まで読むくらいには。

 何でそこまで生き物の図鑑が好きだったのかと言うと……多分、載っている生き物たちが眩しいくらいに羨ましかったんだと思う。


 人間社会の中でも煩わしい事ばかりの環境で過ごしてきた私にとって、雄大な大自然の中で自由に生きる彼らは、私にとって憧れみたいなものだった。

 もちろん、自然界は過酷で良い事ばかりじゃないのは分かる。それでも、人生の末期に病気のせいでどこにも行けずにいる私の目には、動物たちは羨ましく、何よりも興味が惹かれる存在だったのは間違いない。


(一度でもいい……一度でいいから、触れ合ってみたかった)


 病院は衛生面からの理由で、動物はNGだ。病院から出られない私が触れられる存在でもない。

 それでも、奇跡が起こって病気が治ったら、いつか必ず野生動物をこの目で見に行こう……そう思っていたけれど、奇跡は都合よく起こるものでもないらしい。

 心電図モニターの異常を知らせるアラームが響く中、先生たちの決死の治療の甲斐もなく、私の意識はどんどん遠のいていく。これが死ぬという事なんだと、肌で実感できた。


(本当……ロクな人生じゃなかったなぁ……)


 人間社会でも上手くいかず、憧れた動物たちとも触れ合えない……どうしようもない無念を胸に抱えたまま、私の意識は暗闇へと落ちていった。


   =====


 ……とまぁ、そんな前世を思い出したのは、私が七歳になった年のある日の事。

 どういう訳か、炎とか氷とかを出したりする魔法が存在する異世界に、私は再び人間として生まれ変わっていた。

 ツッコミたいところは山ほどあるけど、とりあえずこのファンタジー全開の現実を受け入れよう。その上で、もしも神様がいるんだったら、物申したいことがある。


 私、家族仲と縁が無さすぎない?


 少し前置きが長くなるけど、私はエルメニアという王国のリーヴス伯爵家に、アメリアと名付けられて生まれた。

 要はお貴族様って奴である。これだけ聞くと十分恵まれている部類ではあるんだろうけど、金銭で何もかもが満たされるのかと言われると、話は別な訳で。

 リーヴス伯爵家は王女が降嫁してきたこともある、建国時から王家に仕える名家だ。父は次期宰相、母は王女の乳母と王家の元で働いているし、兄も将来は近衛騎士として王家を守ると毎日励んでいる……のだが、揃いも揃って物事の優先順位というものがバグっているきらいがある。


 父も母も兄も、王家のために働くことが第一であり、それ以外のことは全て二の次。何しろ私と兄を生んだ理由は、「王家のために働ける人間を増やすため」なんて、悪びれもなく堂々と言ってのけるような両親だ。この時点で大分イカれてる。

 兄も兄で、そんな両親に疑問を持っておらず、妹である私に対して何の興味も関心もない。


 そんな家族だからか、顔を合わせる機会が殆ど存在しない。父と母は宮廷の近くにある寮に住み着いて戻ってこないし、兄も学院に通うようになってからは、将来仕えることになっている王太子に侍り、長期休暇になっても戻ってこないみたいだ。

 まぁ、それだけなら別に良かった。記憶を取り戻す前、年相応に子供らしかった私は、家族恋しさに何度も泣いたものだけど、いつの間にか家族がいないのが当たり前になっていて、今世でも家族に期待を寄せるようなことはしなくなったから。


(問題は、今この時なんだよなぁ)


 事の始まりは、私が十歳になってしばらく経った頃。母が私に対し、王城まで来るようにと手紙を出してきたのだ。

 この時点で私は相当怪しんだ。母は基本的に、私と直接話をしない。用事があれば、その内容が記された手紙を出し、やり取りも使用人を介して行う。

 当人からすれば、王女殿下の世話で忙しくて、わざわざ娘と顔を合わせる時間なんて無いんだろうが……その母から私を呼び出すような手紙が届いた。これを怪しむなと言えるほど、私たちの間に信頼は無いのである。


(正直、無視してやりたいところではあるんだけど……)


 それが出来なかったのは、手紙を持ってきたのが王宮の近衛騎士数人であり、呼び出しに応じなければ無理やりにでも連れていかれそうだったから。

 十歳児の私に、鍛えた騎士数人から逃げれるだけの力はない。下手に反抗して怪我するより、しぶしぶ従うことにして、今私は馬車に乗せられて王城へと向かっている。

 気分はドナドナと売られていく子牛同然だ。王城に近づけば近づくほど、嫌な予感が増していく。


(お願いだから、単なる杞憂で済んでほしい)


 言い表しようのない不安を抱えながら馬車に揺らされてる事しばらく。私は巨大な白亜の城……グリムスタッド城まで辿り着いた。

 至るところに複雑な細工が施され、調度品も見るからに高級品ばかりの、一体どれだけの税金を無駄遣いして建てられたんだと言いたくなるような、やたらと豪華絢爛な城だ。

 そんな城の外側をグルリと迂回し、近衛騎士に先導される形で進んでいると、私は城の奥にある離宮の前まで案内された。

 多分、王家の住居か何かだろう。政府中枢機関でもあるグリムスタッド城ほどではないが、下手な貴族の本館よりも豪華な造りをしているように見える。


「アメリア」


 そんな離宮の扉の前に、侍女服を身に纏った私の母である、ターニャがいた。

 今世の私と同じく、目つきの悪い母は冷淡そうな青い目で私を見据える。その隣には、王家の紋章が印された一台の馬車が停まっていた。


「ドレスはちゃんと着てきたようね」

「はい……? えぇ、登城するので」


 今の私は、薄緑色の落ち着いた色とデザインをした、およそ子供向けとは言えないような、母が私に用意したドレスを着ている。最低限、外出には使えるって感じのをだ。

 一応これでも貴族の娘だ。王城に上がるならそれなりの格好はする……というか、私にこのドレスで来るように手紙で書いたのは、他の誰でもない母のはずだ。今更何の確認だと思って訝しく思っていると、母はおもむろに私の腕を掴んだ。


「よろしい、ではこの馬車に乗りなさい」

「え、ちょ……お母様? これは王家の馬車ですよね? 私が乗り込むのは不敬に当たるのでは……」


 王家の紋章が印された馬車となれば、それは王家の所有物であることに他ならない。

 そうなると、単なる馬車一つとっても格式高い物になる。この馬車に乗れるのは、王家が認めた限られた人間だけで、貴族であっても無許可で乗り込むことは出来ないと聞いたことがある。


「許可は取ってあるわ。いいから黙って乗りなさい」


 そう言って私を無理矢理馬車へ詰め込む母。

 一体どういうことかと疑問に思っていると、他の侍女を両脇に引き連れた、一人の少女が近付いてくるのが見えた。

 歳は私と同じくらいだろうか。明らかに私が着ているのよりも遥かにランクが高そうな、豪華なドレスに身を包んだ金髪の美少女だ。他にも身に付けている宝飾類の豪華さから、その少女の正体を察するのは簡単だった。


「あぁ……姫様」


 案の定と言うべきか、この国の王女を前にした母は、普段は吊り上がった目尻を下げ、娘の私でも聞いたことがないような柔らかな口調で王女に話しかけながら、その傍に侍る。


「その子が例の……? 本当に上手くいくのかしら? 私とは全然似ていないし……」

「ご安心ください、全てこのターニャにお任せくださいませ」


 不安そうに母の侍女服を掴み、甘えるように身を寄せてくる王女を、母はこれ以上ないくらいに優しい笑みを浮かべて抱きしめる。

 これでは一体、どちらが母娘なのか分からないな……なんて事をボンヤリと考えていると、王女に向けていた優しい笑みから一転、凍るような無表情を私に向けた母は、シスターが被るような黒く長いベールを無理矢理私の頭に被せた。


「よく聞きなさい。貴女はこのまま馬車に乗り、護送する騎士様に逆らわずに従いなさい。ただそれだけの簡単な事なのだから、出来るでしょう?」

「お母さ――――」

「質問も口答えも許しません。王家の忠臣であるリーヴス家の一員として、しっかり励みなさい。いいわね?」


 私の言葉を遮った母がそのまま馬車の扉を閉めると、ガチャリと音が鳴る。

 どうやら外鍵でも閉められたらしい。扉は引いても押しても開かなくなっていた。


   =====


 それから、どれだけの時が流れただろう。私が閉じ込められた馬車は何日も何日も何処かに向かって移動をし続けた。

 道中、食事だけは与えられたおかげで飢えることはなかったけど、鍵を掛けられていることに加え、周りを騎士で囲まれているおかげで逃げようにも逃げられないし、とにかく退屈過ぎて死にそうだ。暇潰しに使える物も与えられないし、前世を含め、人生でここまで何もしていない時間など初めてだと思う。


「着いたぞ、降りなさい」


 そんな退屈過ぎる馬車旅は続き、いい加減タックルで扉を突き破ってやろうかと本気で考え始めた時、ようやく私は馬車から降ろされた。

 まず感じたのは、前世で一度嗅いだ覚えがある潮の匂い。目の前に広がるのは、巨大な木造の船体。耳に届く波の音からも、ここが港町であることは明らかだ。

 一体どうして港に連れてこられたのか……未だに事態を飲み込めないままの私は、「早く乗れ」と言う騎士にせっつかれる形で船に乗り込む。


(どういうこと? 私海外にでも連れていかれるの?)


 いずれにせよ、私の嫌な予感は当たっていたというのは間違いないだろう。

 私を乗せた船は港を離れ、帆に風を受けて沖をぐんぐんと進んでいくと、島らしきものが見えた。


(いや、島と言うか……半島と言った方がいいっぽい?)


 よくよく見てみると、大陸と地続きになっている。

 前世で過ごした日本では珍しくはない地形だけど、都会暮らしだったことに加え、病気が原因でこの目で実際に見たことはない。

 思わず物珍しく観察していると、同乗していた騎士が突然私の腕を掴んで無理矢理どこかへ引っ張り始めた。

 柔い子供の体を掴むには強すぎる力で握られ、腕に走る痛みに顔を歪めていると、私は船体に括りつけられている小舟……恐らく緊急時に使う脱出用のボートか何かに乗せられ、そのまま海面に降ろされる。


「あ、あの! いい加減にどういうことか、事情を説明してほしいんですけど!」


 母からは口答えも質問もするなと言われたが、いい加減もう限界だ。声を張り上げてそう問いかけると、船上に残ったままの騎士たちは、私のことを憐みの目で見下ろしてくる。

 

「巨竜半島と、そこで行われる禊の儀は知っているか?」

「はい……? 一応、知ってますけど……」


 巨竜半島というのは、恐ろしい人食いドラゴンたちが跋扈する禁足地として有名な場所だ。そこに足を踏み入れた人間は、決して生きては出られないと言われていて、子供の躾にも「悪い子は巨竜半島に連れて行くぞ」という言葉がよく使われる。


(そんな巨竜半島で行われる禊の儀というのは、地球で言うところの島送りの刑だ)


 主に重大な問題を起こした王族とかに科せられる刑罰で、生き抜くのも難しい過酷な環境に送り、そのまま死ねば罪が許され、生きて戻っても「神が慈悲を与えた」ということで許される……みたいな感じだったはず。

 まぁ事実上の死刑宣告だ。昔話とかでは生きて戻ったことで許されたって人間もいるらしいけど……って。


「ちょ、まさか……!」

「詳しい説明は省くが、先日の国際交流パーティの場で、王女殿下が隣国の姫君にとんでもない無礼を働いてな。このくらいの償いをしなければ隣国の怒りが収まらない状況となったのだ」


 そう言って、騎士はチラリと視線を横に向ける。その先には隣国のものと思しき、一隻の船があった。


「だが、王女殿下を犠牲にするような真似は避けたかった王家の方々は、何とか王女殿下が生きて戻れる方法を考えたが……詳しいことは、聞いてくれるな」


 聞かなくても、大体予想がついた。

 つまるところ、私は国際問題を起こした王女の身代わりだ。隣国に喧嘩を売って、償いをしなければならないのに、王女が死にたくないと駄々を捏ねたのか、国王やら王妃やらが全力で庇ったのか、王女自身を島送りにするのではなく、王女の身代わりとなる、似た背格好の娘を巨竜半島に送ろうとなった。

 そして私の両親は反対するどころか、嬉々として娘を差し出した……と。このやけにデカいベールは、隣国の人間に王女と私の見分けをつかなくさせるための物か。


「気の毒だと感じはするが、これも全ては王族の方々の為……悪く思うなよ」


 思うに決まってんだろクソバカ……そう叫ぶよりも先に、私が乗っている小舟が独りでに動き出し、巨竜半島へ向かって進み始めた。

 別に電動エンジンで遠隔操作……なんてものじゃない。ここはファンタジー世界、そういう魔法を使ったんだろう。

 咄嗟に小舟から飛び降りて脱出しようにも、前世を含めても泳いだ経験なんて殆どない私が海のど真ん中から陸に戻れるはずもない。完全に詰んだ……大人しく巨竜半島に向かうのが一番生存確率が高い状況に追いやられた私は、心に強く誓った。


 あんのクソババァ(毒親)、生きて戻ったら絶対にぶっ飛ばしてやる。





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