熊野古道で魔の慟哭
古本屋に行った。
前から気になっていた3巻完結のとある漫画を発見し、今度は読むもんがあって良かった〜と立ち読みした。
2巻を読んでいる途中で右後ろからいきなり男が現れ、しかもノータイムで俺がさっき読んだ1巻を読み出してかなりビビった。
本棚の前に来て数秒眺めてから手に取るなら分かる。でもそうじゃあ無い。
思わず手を伸ばすほど人気の作品、という訳でも無いだろう。
なのにすかさず読み出すとは一体何者なんだ。
まあ何をどう読もうがそいつの勝手だが、俺がたまたま見つけた漫画をすぐ読みに来るってどんな確率やねん。
俺が3巻に進んだら2巻を読み出したので、急かされるようにさっさと読み終えて逃げた。
他に読むものは無かった。
しようがない。
今の漫画は知らない。
昔の作品が読みたい。
しかし本棚には限りがある。
売れる今の漫画しか置いておけんわな。現代の作品だけでもパンクする勢いで増えていっているし。
昔の漫画は有名作くらいしか無い。
残念。
やはりもう電子書籍しか無いな。
中古の本を読むより作者の方達の為になるし。
古本屋は本を探すのも面倒だし、他人は煩わしいし、あまり安くも無いし、もう。
あれだけ通っていたのにな。
置いていかれたんだ。
時代に。




